日本の風習・祭

年明けのお墓参りがNG!? いろいろある各地の風習とは?

お墓参りに行っていますか?

 

実家が遠方だったりすると、

お盆や正月にしか帰れなくて

なかなか行っていないという方も

多いのではないでしょうか。

 

先日、同窓会で会った

遠方に嫁いだ友人から、

年明けに義実家に挨拶し、

墓参りに行こうとしたら、お姑さんに

正月にお墓なんて非常識!

といわれてしまったという話を聞きました。

 

うちの近所では

正月から墓参りに行くのは

いつものことだったので

大変驚きました。

 

そこで今回は、

年明けにお墓参りに行っては

いけないのか?

お墓参りの意義と地域差について

お話しします。

 

 

そもそもお墓参りの意義や、理由とは?

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最近はお墓参りが面倒だから、

お墓はいらない

と言われる方も増えています。

 

そもそもどうして

お墓参りをするのでしょうか?

 

お墓の歴史は古くは

縄文時代にさかのぼります。

 

土器のような棺に入れて

土葬したところから始まり、

古墳などにつながっていきます。

 

今のように一般庶民にも

お墓が立てられるようになったのは

明治以降になります。

 

日本では、

故人はお墓に埋葬し、供養することで、

故人が大地にかえり、魂が成仏する

と言われてきました。

 

そのため、

お墓には故人の身体が宿る

とも言われることもあります。

 

ごあいさつするには

お墓が良いということになりますね。

 

あとは気持ちの問題になりますが、

ご先祖様がいなければ

自分や周りの人たちが存在しなかったので、

ありがとうとの気持ちをこめて行く方が

理由としてあげられます。

 

なので、

お寺の方やお墓に関わっている方は、

正月にお墓参りをしてはいけない

という方はいません。

 

ご先祖を敬う気持ちがあれば、

いつでもよいとされています。

 

ただし、正月は夕方には閉まってしまう

お墓やお寺が多いので

早めが良いとされています。

 

しかし、地域によっては、

お墓参りは30日までに済ませて、

新年のあいさつは三が日や

松の明けまで行かない

ということもあります。

 

正月にお墓参りは縁起が悪い

と言われる方もいますので、

臨機応変に対応したいですね。

 

 

ほかに地域差のある、

正月に好ましくないことって

どんなものがあるの?

正月にお墓参りが好ましくない

と言われる地域があることは

先ほどご紹介しました。

 

その他に、正月に好ましくない

と言われることを見ていきましょう。

 

 

家財道具やごみなどの処分

 

一部の地域では、お盆もそうなのですが、

正月に家財道具や大掃除ででたゴミを

処分するのは好ましくないとされています。

 

新年の福を一緒に捨ててしまうから

という理由と、

先祖が大切にしてきたものを

正月に捨てるのは縁起が悪い

という理由からだそうです。

 

 

元日によその家にいく

 

元日には休んで家族団らんで

過ごしてもらうために、

家を訪問するのは

好ましくないとされています。

 

地域によっては

実家であっても、

元日の訪問は好ましくない

とされていることもあります。

 

あいさつ回りは

2日からがよさそうですね。

 

 

正月に同じところに三泊してはいけない

 

友人の実家がある地域では

三夜泊まりといって

同じところに3泊するのは

好ましくないと言われています。

 

1泊、2泊、4泊などは

良いとされていますが、

3泊だけは好ましくないとされています。

 

そのため、

友人は服を余分に持っていき、

置いてくることで、

4泊目も泊まったことに

しているそうです。

 

 

まとめ

今回は、年明けにお墓参りに

行くことについてと、

正月に好ましくない

とされていることをご紹介しました。

 

地域や宗派などによっても

それぞれ考え方が違うので、

義実家のことであれば、

夫としっかり話しあっておく

必要もあるかも知れません。

 

好ましくないことを避けて、

よい1年をお過ごしください。