旅行に出かける時に保養所に泊まる方もいるかと思います。
保養所の方が、価格がお手頃だったりするので、
気軽に出かけやすいですよね。
でも、保養所は同じ泊まれる施設なのに
ホテルとどう違うのか、気になることはないですか?
今回は、そんな保養所とホテルの違いを分かりやすくお話します!
そもそも保養所とはなんなのか
保養所とは、
企業や健康保険組合、官公庁などが
社員・組合員の研修や保養に使用するために作られた
福利厚生施設のことを言います。
日本の景気が良かったバブル時代に出来た物が多く、
温泉地や避暑地、観光地にあることが多いです。
景気がよかったころは、
社員に福利厚生としてそこに泊まってもらって
休養したり、観光したりしていました。
バブル崩壊後は、
企業が手放し、施設としては売却されており、
保養所は減少しています。
もともと保養所だった建物は改装されて、
日帰り温泉施設や旅館などになっていることも多くなっています。
また、複数の売却された元保養所を経営・管理して、
さまざまな企業と提携し、
保養所として使ってもらえるようにする企業も出てきています。
提携する企業に会費を払ってもらい、
その企業に勤めている人を会員とし、
会員は複数の保養施設に割安の料金で泊まれるようにしています。
保養所とはホテルと何が違うのか

では、保養所とホテルは具体的には何が違うのでしょうか?
保養所は、バブル時代は企業や組合の持ち物であったため、
その企業に勤めている人や組合員とその家族のみ使用できる所でした。
現在の保養所は、その会社に勤めている人は
会社が宿泊費用を負担するため割安に泊まれますが、
一般の人も泊まることが出来る施設が増えています。
企業によっては、旅館やホテルと提携して、
一室を保養所として利用できるようにしている企業もあります。
ホテルでは、客室係の方が、部屋まで案内してくれたり、
ルームサービスが出来たりなどあります。
保養所はそういった案内などはなく、
食事も食堂に集まって食べるなど、
サービスは最低限になっています。
そのため、ホテルより割安に泊まれるようになっています。
旅館やホテルと提携している場合は、
サービスは変わりませんが、
宿泊費用が会社の負担分もあるので、割安に泊まることができます。
まとめ

今回は保養所とホテルとの違いについてお話ししました。
もともと福利厚生のための施設として建てられて、
衰退していった保養所。時代を感じますね。
興味がある方は是非保養所も利用してみてくださいね。