生活の知恵

陸ガメ、水ガメ…亀を飼うのに必要な設備、費用は?

ペットショップやお祭りやの水夜店などで

小さな亀が売られていることがありますね。

 

子供にねだられて、つい購入したものの、

どうやって飼えばいいのかわからない…

なんてことありませんか?

 

初めて亀を飼う方が

必要最低限知っておきたいことをお伝えしていきます。

 

初心者におすすめの亀の種類は?金額や設備は?大きくならないほうが良い?

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まず、亀をしっかりと飼うにあたって、

どの個体もそれなりにメンテナンスが必要になります。

 

亀は基本的に長生きなので、

飼って途中で手放すことのないようによく考えて飼育をはじめましょうね。^^

 

では、飼いやすいおすすめの亀を紹介していきます。

 

 

1.「クサガメ」

 

水ガメです。

温厚な個体が多い傾向にあります。

人にも比較的なつきやすいです。

 

縁日などでもよく売られているのを見ますよね。

500円~2000円程度で購入することができます。

 

メリットとしては初期投資金額が最大でも1万円前後と少なめなこと、

寒すぎる室内でなければ冬眠の必要がないことです。

 

デメリットとしては、

装備が最小限だと

水換えは毎日しないと衛生的に悪く、

病気になってしまいます。

 

また、室内飼いだとにおいがきついので人間がつらいです。

 

 

クサガメを装備なしで水槽と中の置石のみで飼育していますが、

夏場は毎日掃除に追われて、とても大変です。

 

中でカメが動けるくらい余裕のあるものにすると、

ストレスが少なくて長く生きてくれます。

 

我が家のクサガメは、現在20歳を超えていますが、まだまだ元気です。

 

 

用意する水槽の広さは?装備は?

水深は10~20センチ程度、甲羅がつかる高さで十分です。

亀も疲れるとおぼれるので、深すぎないほうが良いですよ。

 

甲羅干しができるように、亀がのるための岩を用意してあげましょう。

水面から完全に出る部分があると良いです。

 

レンガなどでも代用できます。

ペットショップでは浮島などを販売しています。

 

水槽を日当たりの良い場所に置けないようでしたら、

ペットショップで水槽の上部につける紫外線ライトや

太陽光ライトを購入してつけましょう。

 

ろ過装置は水換えの可能頻度と相談すると良いです。

1~2日で換えられるなら必要ないと思います。

 

これで基本のセットは完成です。

 

 

 

2.「ヘルマンリクガメ」

3.「ホルスフィールドリクガメ」

 

比較的育てやすい陸ガメで初心者にはおすすめです。

設備投資も考えると、飼育の初期費用は2~3万円程度です。

 

個体価格は

ヘルマンリクガメで 1.5~2万円

ホルスフィールドリクガメで 8000円~

 

くらいの相場となっています。

わたしがヘルマンリクガメを購入したときは幼体で1.5万円程度でしたね。

 

陸ガメの室内飼育の場合は水ガメと同様に「水槽」または「水槽状」のもので

床材が深さ10センチ程度入れられるような構造のものがよいです。

 

「液体状のフンや尿の始末」 

「前へ進もうとして壁をカリカリと前足でかく」

などの習性もあるためです。

 

水槽の上に紫外線ライトと太陽光ライトを設置すれば、

基本セットの完成です。

 

設備にかかる費用は1万円あれば十分でした。

しっかりと良い設備を整えると3万~5万円以上見たほうがいいようですが・・。

ちょっと高すぎるかなと個人的は思います。

 

えっ、ペットにした亀ってなつくの?なつきやすい種類は?

亀は顔をおぼえることができるようです。

 

実際に我が家のクサガメは、

よく世話をするわたしのところにばかり寄ってきます。

人自体好きなのですが、

人を選ぶようなしぐさがみられます。

 

一説によれば、1.5歳以上の知能があるそうですよ。

 

なので、何度か見た人には名前を呼ぶと来るようになることもあります。

水ガメは甲羅干しの時間が長いのであまり動きませんが、

それでも顔をこちらに向けてくれます。

 

私は「ヘルマンリクガメ」という種類の陸ガメも飼育していますが、

名前を呼ぶとかなりの速さで、ちゃんとやってきます。

手で小松菜を持っていると食べてくれますので、

すごくかわいらしく、癒されています。^^

 

亀はあまり動かない生き物と思いがちですが、

こんな感じでエサを持ったりして呼ぶと

私たちが思うよりも運動能力が高いです。

 

ただ思った以上にはかしこくないので、

口の前に指を出すと、

エサと間違えて食べようとしたりする一面もあります。

 

ミドリガメ(緊急対策外来種)について

おすすめにミドリガメがないのはどうして?

という疑問を持たれる方がいらっしゃると思うので補足です。

 

以前は不要でしたが、

現在は飼育のために届け出が必要となっています。

 

緊急対策外来種に指定されたためです。

途中で飼えなくなった飼い主が川や池に放ち、

生態系を乱す原因となっています。

 

また、ミドリガメなどは成長すると

体長が40センチ程度になる個体もあるので、

クサガメなどに比べ大きくなりやすいのですね。

 

初心者には、、

サイズが小さめのほうが何かと楽ですので・・。

 

大きさを理解したうえで飼育する必要もあるため、

ここでは除外しています。

 

 

亀トリビア

 

そういえば、クサガメにローストビーフを与えてしまって、

ペレットのえさを1週間程度まったく食べなくなった、

なんてことがあります。

 

雑食ですから、割と何でも食べるんだなと思うと同時に、

しっかり味もわかっているようです。笑

 

おわりに

亀は案外、かわいらしい生物ですね。

そのしぐさを見ていると、とても癒されます。

 

そして意外に繊細な生き物で、

環境が悪化すると簡単に死んでしまいます。

世話を怠けるとすぐに病気になってしまうこともしばしば・・。

 

飼育をする際はお住まいの地方によって

気候などの環境の違いがありますので

 

ペットショップや飼育書などで情報を十分得た上で、

購入、飼育されることを願います。

 

カメの生態をよく知って、

カメも人間もお互いに楽しんでほしいと思います。

 

途中で手放すことのないように、

責任を持って飼い始めましょう。

(寿命、長いですしね・・。)