私は過敏性腸症候群気味です。
例えば旅行に行くとき、この電車に乗らないと間に合わない、となった時に出ます。
この電車に乗り遅れるということはトイレに行けない、そう考えるとお腹が痛くなります。
車に乗るときもあります。
特に高速に入るとき、トイレがない、という状態になると急にお腹が痛くなるのです。
ただ、今は結婚もしていて最悪漏らしてもいいか、思える夫婦関係なので気が楽になると痛みも治まります。
未だに病院には行っていませんが、明らかに症状がそうです。
ですが、こんな病名がついたのってここ数年ですよね。
私は20年前、社会人だったころからこの症状に悩まされていました。
ひどい時期は電車の急行に乗れませんでした。
現在は、あまり症状はありません。
なぜなら専業主婦なので時間通りに出勤しないといけない、というストレスに陥っていないからです。
ですが、時々症状が出ます。
今回は外出が怖いとまで思った過敏性腸症候群の人に、
・私の敏感だった時の状態
・理解者を見つけておくべき
についてお話ししたいと思います。
まだ病名がなかった頃のお話し
私が社会に出て働きだしたころ、通勤に電車で一時間かけていました。
しかも、一度扉が閉まったら、20分は開かない急行で。
当時は特に何も思っていませんでしたが、数年通勤を経験しているうちになぜか頭によぎるようになったのです。
「今、お腹痛くなったら怖いな」
始めはそんな単純な思いからでした。
一度考えると中々頭から離れないものです。
そうなると、本当にお腹が痛くなってきました。
その時はなんとか無事に駅に着いたので良かったのですが、一度電車の中で腹痛を経験すると、怖くなります。
以後、私は朝ご飯が食べられなくなりました。
ですが通勤中、何度か電車の中で腹痛になったことがありました。
気持ちの問題だろうと思っていたので、音楽を聴きながら通勤するようになり、なんとかましになりました。
それに当時、通勤していた電車にはトイレがあることを知り、必ずトイレのある車両に乗ることでいざという時はトイレに行ける、と思うことでほぼ、腹痛になることが無くなりました。
そんなこんなでなんとか通勤していたのですが、結婚し、通勤経路が変わりました。
通勤時間はあまり変わらないのに、乗る電車が変わったのと、その電車にはトイレがないので私は早めに出て、各停に乗ることにしました。
最悪、電車から降りてトイレに行く、ということです。
結婚してから数回、電車を降りる羽目になったこともあります。
ただ、友達と遊びに行くときは腹痛になることはないですし、乗ろうと思えば急行にも乗ることができたのです。
「心の病なのかな?」と思うようにもなりました。
職場の人も同じような腹痛症状の人がいた
自分が病気だとも思っていなかったので、誰にも打ち明けることができませんでした。
なんて説明すればいいのかも分からなかったですしね。
そんな時、職場の後輩と話をしているとき、トイレ事情の話になりました。
私は思い切って腹痛の事を話してみました。
すると、偶然にも後輩も「自分も同じ症状がある」、と言ってくれました。
驚きましたが自分だけじゃないんだと、嬉しかったです。
彼女も通勤は各停でしている、と私もことを理解してくれました。
2人でその症状を話し合い、結果緊張からくるんだろうなぁ、と思いました。
とにかくトイレに行けない、と切羽詰ったら腹痛になるのです。
電車の場合、なんとか各駅停車に乗れば何とかなるけど、2人が絶対無理と思ったのが長距離バスです。
たとえば食べ放題ツアーなど。
トイレ休憩が決まっているしその上、食べたら絶対やばいよね。というお互いを慰めあっていました。
理解者がいるのって本当に救われます。
今は病名が付いているので、「多分私、過敏性腸症候群かも」と言えますがこれ、思春期真っ只中に発症したらそれこそ地獄ですよね。
思春期のトイレ事情は本当にデリケートです。
もっとこの病名が浸透してほしいと切実に願います。
出さない人なんていないのですから!!
現在の私の様子
過敏性腸症候群って、気持ちの問題が大きいみたいです。
とにかく出先でから腹痛に発展します。
なので、気持ちのコントロールが大切なのです。
私の場合結婚出産を経て、電車に乗る機会と、時間追われることなく過ごせているので、あまり症状は出なくなりました。
たまにお腹痛くなりそうだなぁ、という時は「最悪出してもいいや」と開き直ります。
今のところ出したことはありませんが。
怪しい経験は何度かしてきました。
そうなったとき、「子供のおむつを借りてするしかない」と腹をくくります。
あとは、そういうことになりそうな時の為にお腹を暖めておくのも手です。
カイロが一番いいですね。
まとめ
過敏性腸症候群、一番は気にしないことが近道なのですが、なんとか自分に合った対策を考えるのも手です。
深刻になる前に病院の診断を受けて自分に合う薬を見つけてもいいと思います。
それと勇気を出して、親しい人にカミングアウトもいいです。
案外、「私もなの!」と言ってくれるかもしれませんよ。
一人で悩むのだけは止めてくださいね。