学生の頃は、結婚式でも、葬儀でも、
どんな時でも制服を着ていれば
間違いなし!でした。
制服=第一礼装だったからです。
私も卒業してからの冠婚葬祭の
服装には頭を抱えました。
そもそも冠婚葬祭って
いったい何なのでしょう。
冠は、成人式や出産、入学式、
卒業、還暦などを指しますね。
婚は、文字通り結婚式ですね。
葬は、葬式や葬儀を指します。
祭は、ご先祖様の祭りごと。
お盆や正月などを指します。
この日本古来の4つの儀式のことを
まとめて冠婚葬祭というわけです。
この中でも“婚”と“葬”。
ちょっとでも間違えてしまうと
大恥をかいてしまいがちです。
どんなに着飾っていても
「礼儀がなっていないわね」
「常識がないのね」
なんて言われないためにも
TPOの知識は大事です。
ところで、礼服と喪服って
何が違うのでしょう?
礼服とは、冠婚葬祭に着る
フォーマルウエアです。
正礼装、準礼装、略礼装、平服に
分けられていてシーン別に
服を選んでいくのです。
実は喪服も礼服に含まれているのです。
しかし、喪服は黒一色で、
ブラックフォーマルとも言われています。
漆黒で、光沢がなく、シンプルな
デザインのワンピースや、アンサンブル、
スーツとされています。
日の光や、照明で反射しない生地、
膝下のスカート、襟元が
詰まっているものが良いですね。
また、きらきらのアクセサリーも
あまり好まれません。
付けるならば、真珠が良いですね。
靴やバッグも黒。
ストッキングも黒にして、
できるだけ肌が露出しないように
しましょう。
喪服で結婚式に出る予定の女性は注意!TPOに合った服装での参加を
喪服も礼装の一つ。
であれば、結婚式に喪服でいくのも
別に問題ないのでは?
そう思いますよね。
実際、結婚式って新郎新婦の親族は
黒い留袖だったり、黒っぽいワンピースや
スーツを着ている女性をよく見かけますね。
男性は、同じ礼服でも
ネクタイを変えるだけで慶弔用どちらでも
問題はありません。
けど、女性の場合は一目で喪服だとわかる
服装は避けたほうがいいですね。
喪服は“漆黒”で“光沢がない”生地で
作られています。
そのため、同じ黒でも質感が違うのです。
結婚式は新郎新婦をお祝いしたい
という気持ちが大切。
華やかなコサージュや、
ピアスなどのアクセサリーなど
ちょっと豪華な小物をプラスして、
喪服のイメージを変えることが大切です。
黒いパンプスに黒いワンピースなど、
全身真っ黒な装いではなく、
パンプスを明るい色に変えるのも
良いですね。
ただし、
つま先がでるようなオープントゥなどは
正式な席では好まれません。
このような靴は避けましょう。
セレモニースーツとフォーマルスーツの違いは黒の濃淡にあった?
じゃあ、冠・婚・葬・祭。
すべてのジャンルにおいて、
各1着ずつフォーマルスーツを
用意しておかないといけないってこと??
それができれば一番理想的ですよね。
けど、そんなに着る機会もないし、
フォーマルスーツって安いものでもないし。
じゃあどうするのか。
そんな時に使えるのがセレモニースーツです。
セレモニースーツっていったいなに?
それは“冠婚葬祭に着まわせる無難なスーツ”
なのです。
このセレモニースーツ。
今はいろんな種類が出ています。
ワンピースだったり、
アンサンブルだったり、ボレロだったり。
その組み合わせでいろんな用途で
使えるというわけです。
冠婚葬祭で使いたいのであれば
できるだけファッション性は重視せず、
ベーシックな色合いで、
流行ものではないデザイン、
主に黒系のものを選ぶと良いかもしれません。
あとは、小物を変えて
TPOに合わせましょう。
ただ、セレモニースーツは、
フォーマルスーツとは微妙に違います。
同じ黒系でも、
フォーマルスーツは濃い黒。
セレモニースーツは淡い黒。
若干の濃淡はあります。
しかし、セレモニースーツを1着持っていると
急な冠婚葬祭のときにあわてなくて済みますね。
まとめ
社会人になると、
いろんなものが求められますよね。
結構大変です。
でも、意外と人って見ているものです。
冠婚葬祭でびしっと決められるあなたは
社会人としての評価も高くなりますよ!
ぜひ参考にしてみてくださいね。