お正月に着物を着るのは
とても素敵ですよね。
ただ問題は1月の寒さです。
防寒対策は考えてはいるものの、
着物ではどんな対策があるでしょうか。
上から下までしっかりと寒さ対策をして、
初詣に出向きましょうね。
お正月に着物で初詣に行きたい!上に羽織るのは何がおすすめ?
着物というものは
たくさん重ね着状態ではあるものの、
首まわり・袖口・足元は無防備です。
特に首周りは特に寒さを感じます。
一番簡単に防護するには
『ストール』がおすすめ。
色・柄・素材が豊富ですし、
薄くてかさばらず持ち運びにも便利です。
ひざ掛けにもなるので一石二鳥です。
他にも羽織るタイプの
防寒対策をご紹介します。
・羽織
最も一般的な着物のアウターです。
羽織の長さは色々あり、短めなものから
膝下までの長さのものがあります。
羽織は羽裏の絵柄に凝ったつくりのものが
多いので、隠れたおしゃれが楽しめます。
羽織を使用するときは
羽織紐をつけて前を留めるのですが
好みで変えられます。
初めて着る人には結ぶのが厄介なので、
シンプルなデザインがおすすめです。
・洋風用マント、ポンチョ、ケープ
袖がないので着物にも使うことができます。
着物用でなくても普段使いのもので
合わせて着こなすことができます。
かわいらしい印象になるのでおすすめです。
・和装コート
洋服用のコートに似ていますが、
違う点は衿まわりや袖まわりが
ゆったりとしていることです。
背中まわりも帯のことを考えて
余裕があるつくりになっています。
すっぽりと着物を覆ってくれるので
寒さ対策にはかなりおすすめの羽織物です。
・雨コート
着物をすっぽりと覆ってくれる
丈の長い着物用レインコートです。
撥水加工しているタイプが多いので
雨をはじいてくれます。
折りたたんで持ち運ぶ事もできるので
万が一雨の場合も安心です。
改めて着物用のコートを購入しなくても、
ポンチョやマントを用いるとかわいらしく
お洒落な装いになります。
もし、普段からお使いのものがあれば
代用も可能ですね。
お正月に着物で初詣!羽織もの以外の防寒対策をご紹介
羽織もの以外の防寒対策で、
さらに寒さから体を守りましょう。
・足元もしっかり風除け対策。
足袋ストッキングと足袋靴下インナーの
重ね履きがおすすめです。
足袋ストッキング、足袋靴下インナー、
足袋の順番で履きます。
足袋をワンサイズ大きめにすれば
すっきりと重ね履きが出来ます。
さらに5本指タイツを履けば
足先とお腹周りの暖かさが増します。
5本指タイツがなければ、
スパッツと5本指靴下でも代用が出来ます。
・袖口の寒さをカバーしましょう。
ロングタイプの手袋は
肘までの寒さを防いでくれます。
着物は袖口が大きいので
風が通り抜けとても寒いですよね。
手袋をするとしないとでは格段に違います。
・足先も忘れずに防寒対策をしましょう。
雨草履または防寒草履であれば、つま先を
ビニールフードでカバーしているので
足元の冷え対策になります。
むき出しの草履は
かなりの冷えを感じますから、
忘れずに防寒対策をしましょう。
初詣は戸外で長い時間を
過ごすことになりますので、
足袋の重ね履きをしていても
冷えが強くなります。
そんな時はかなり雨草履は
重宝しますのでおすすめです。
・結った髪は耳がむき出し!
風にさらされた耳には耳あてをして、
耳から熱が奪われるのを防ぎましょう。
❤ 最後に ❤
新潟に住んでいるときに
おばに聞いた話ですが、
雪国などではまずは
着物を着て歩く事は
なるべく避けると聞きました。
着物が濡れてしまい
足元が寒くて大変だということです。
どうしても外に
いかなければならない場合は、
着物が雪などで濡れないように
コートの下で着物を帯に挟んだり、
クリップで止めたりして
持ち上げているそうです。
また足元は、草履ではなく
ムートンブーツを着用して防寒対策をして、
室内で履きかえるといった工夫をしています。
着物自体は温かいのですが
風の抜け道がたくさんあります。
風邪をひかないためにも
しっかりと防寒対策をしてくださいね。