夜空に咲く大輪の花と迫力ある音で
誰をも魅了する花火ですが、
中にはそうでもない人もいます。
外に出て花火を見る見物客にとっては
美しい花火でも、
花火に興味がない人や
室内でいつもどおりの時間を
すごす人にとっては
ただの騒音とも取れかねません。
苦情を言いたいけど
これって騒音になるのか、
言う場合はどこに言ったらいいのかなど、
花火にお困りの方が気になる
あれこれについて調べてみました。
花火大会の騒音はどんなものが苦情として扱われる?申し立てるのはどこ?
多くの人が楽しみにしている花火大会ですが、
興味もないし見るつもりもないのに
たまたま打ち上げ場所が
自宅や職場から近いという人にとっては、
ただただ花火の音がうるさいし
人は多いし渋滞するしと、
迷惑極まりない話です。
調べてみたところ
騒音として苦情を訴えることは
可能なようですが、
具体的にそれによってどういう被害が出たのか、
心身の健康にどういった被害を及ぼしたか
などを証明できなければいけないようです。
花火自体の音は
もちろん小さく調整できるものでもありませんし、
長年同じ場所で毎年やっている
恒例の花火大会でしたら、
困っているとはいえ
一人二人の意見で
中止や廃止にすることは難しいでしょう。
なお、苦情を申し立てる場合は、
主催者や自治体に申し出てみてください。
うちの職場でも毎年夏にお祭りを実施しており、
最後に小規模ですが花火を打ち上げています。
狭い敷地内での打ち上げですので、
近隣の民家や施設などには
事前に1件1件あいさつ回りに行っています。
場合によってはその際にお祭りで出店する屋台で
使用できる金券を配布するようにしており、
騒音などに対する苦情はほとんどありません。
そもそも夏に上げる花火には、
お盆の供養の意味が込められた花火大会もあります。
地元の花火大会では協賛の中に
個人での初盆供養枠があり、
うちも祖母の初盆には
協賛金を出して花火を上げたことがあります。
騒音がうるさいと思う気持ちは分かりますが、
年に1度のイベントで、数時間で終わることですし、
自分たちも楽しめる物なので
目をつぶってあげることも
大事なのではないでしょうか。
ただし、あまりにも近くて
騒音が大きいところなどは、
事前に主催者から通知なりあいさつなり欲しいですよね。
花火大会の騒音が苦手な人がしている対処法

花火大会自体は
苦情を言ったところで実施される。
ではどうしたら花火の騒音を気にせず
日常生活を過ごすことができるのでしょうか。
花火大会の時に騒音が苦手な人がやっている
対処法をご紹介します。
1.花火の時間帯は外出する
花火大会がある日は、
家から離れて音が聞こえないよう
用事を作って外出してしまいましょう。
花火が上がるのも1~2時間程度ですので、
その間ちょっと離れたところまで
買い物や外食に出かけていれば、
花火の騒音を聞かずに済みます。
渋滞も予想されますが、
花火の見物客とは逆の動きをしますので、
それほど混雑には巻き込まれないでしょう。
2.花火大会の日には旅行に出かける
見物客と逆方向とはいえ、
やはり人や車が多いことは間違いありませんので、
出かけても行き帰りは
いつも通りのスムーズさは期待できません。
ならば、その日は一日
家にいないようにしてしまいましょう。
例えば泊りがけの旅行に出かければ、
何事もなかったかのように
平穏な日々を過ごせます。
たまにはのんびり旅行に行きたいけど
行けていないという人も、
こんな嫌な日をきっかけに
旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。
3.耳栓やヘッドホンで防音
外に出かけるのも嫌だという方は、
室内で、耳栓で音を塞ぐか、
テレビや音楽などを
ヘッドホンやイヤホンをして
大き目の音量で聞いてやり過ごしましょう。
窓だけでなく雨戸も閉めれば防音性も増します。
4.人を呼んで花火を楽しむ
自分は花火が好きではなくても、
やはり世間一般的には
花火が好きな人が多いものです。
騒音が気になるくらい
花火大会会場に近いところに
自宅があるのであれば、
花火を近くで見たいという人を招いて
一緒に観覧するか、
ホームパーティーなどを開いてみましょう。
花火が好きではなくても、
他の人と一緒なら
有意義な時間を過ごすことができますし、
呼ばれた人たちも
近くで花火が見られて楽しめるので喜ぶはずです。
まとめ

夏の風物詩である花火大会。
誰もが年に1度のこの日を楽しみにしていて
多くの人が押し寄せるイベントですが、
その一方で騒音などに困っている人が
いるというのも事実です。
中には人の騒ぎ声や車やバイクの騒音、
ゴミの問題など花火以外の問題で
困っている人もいますので、
できる限りマナーを守って、
見る人も見ない人も気持ちよく
花火大会を終えることができるようにしたいものです。
騒音に耐えられない方も、
年に1度のこの日だけは目をつぶってあげましょう。
みんなが楽しみにしているその日その時間を、
花火が苦手な自分にとっても
家を離れて特別な時間をすごす日などに
当ててみてはどうでしょうか?