月の裏側って、実は
地球から見ることは出来ないって、
知っていますか?
実は地球から
見えている月というのは、
いつでも同じ向きなんですよ。
その理由は、
月の自転と公転の周期が
同じだからなんです。
そこで今回は、
月と自転の周期が
公転と同じなのはなぜか、
また月は本当に
裏側を見ることは出来ないのかなど、
月の知られざる
真実を解説します。
驚くべき事実!月の自転と公転が同じ時期な理由とは
自転と公転というものを
知っていますか?
学生時代に
勉強した…のでしょうか?
その記憶すらない
自転と公転について
サクッと説明しておきます!
自転とは…
ある物体が内部の中心を
軸として回転すること。
つまり物体そのものが
その場で回っているということです。
地球は自転をしているからこそ、
昼と夜があります。
そして公転とは、
物体を中心にして、
別の物体がその周りを
円状に回転していること。
地球は太陽を中心として、
その周りを
ぐるぐると回っていますよね。
地球が自ら回ったり、
太陽の周りを一周する時間のことを
周期と呼びます。
もっと分かりやすく
説明すると…
地球の自転=1日、
地球の公転=1年ということです。
理解していただけましたか?
月も地球と同じように
自転と公転をするのですが、
その周期が
どちらも全く同じなんですよ。
つまり月は、
自らが回る時間と、
地球の周りを1周する時間が一緒。
地球なら、
自転は約24時間、
公転は約365日という周期なのですが、
月はそのどちらもが同じ周期。
月の自転と公転の周期は
27.32日だから、
地球に置き換えたら、1日経つと
1ヶ月経ったということになります。
なぜ月は自転と公転の時間が
同じかというと、
潮汐力(ちょうせきりょく)が
働いているため。
潮汐力とは、
地球の引力によって、
月が引っ張られて
少し形を変える作用のこと。
月って実は完全な球体ではなく、
少し楕円形になっているんです。
ラグビーボールのような形を
イメージすると良いでしょう。
潮汐力によって地球に
引き寄せられていることで、
月の内部にある重い部分は、
常に地球の方を
向いているんです。
すると、
月の自転は遅くなり、
反対に公転は早くなってしまい、
両方とも同じ周期に
なっていくんですよ。
つまり地球に
月が引っ張られているから、
自転と公転が
同じになるんですね。
このことから考えると、
地球の引力って
本当にものすごいパワー
だということが分かりますね。
明日話せるうんちく?月は自転をしてるから裏側が見えないの?
月の自転と公転が
同じ周期であり、
そして月は
地球の引力によって
ひきよせられているため、
地球から月の裏側を見ることは
出来ません。
もし月が自転をせずに、
地球の周りを回っているだけなら、
月の裏も表も
見ることが可能です。
でも、月は自転も公転も
同じ周期なので、
地球に常に同じ面を向けている、
ということになるんです。
文章だけだと、
ちょっと分かりにくいかも
知れないので、
下記の
URL先のサイトに
載っているイラストを見ると
良いですよ。
↓ ↓ ↓
http://juku-ru.com/moonback.htm
もし月が自転せずに、
地球から月の裏側を
見られたとしたら、
一体どんな姿で
夜空に現れるんでしょうか?
そんな想像をするのも、
ちょっと面白いですよね。
まとめ
月は自らが回転する自転と、
地球の周りを
1周する公転の周期が
全く同じの27.32日です。
なぜ周期が同じかというと、
地球の引力によって引っ張られ、
月はラグビーボールみたいな
形に変わります。
月が地球の引力で
変形したことによって、
自転と公転の速度が
同じになるんですよ。
そして、月は自転しながら
公転しているため、
地球に裏側を
見せることはありません。
月って神秘的だけれど、
地球とものすごく
深い関係性があったんですね。