生活の知恵

今さら聞けない!?月がかける理由や月食と日食の違いとは?

月って

不思議なものですよね。

 

空の上で

大きく光っているだけでも

不思議ですが、

どんどん形が変わるなんて

神秘的です。

 

昔からさまざまな伝説や

物語に登場したり、

月にまつわるジンクスや

おまじないなどがあり

その真偽のほどは

定かではありませんが、

「月には不思議なパワーがある」

と思うのも納得できますね。

 

月を

ミステリアスなものにさせている

理由のひとつが、

月の満ち欠けです。

 

大人が見てもきれいで

不思議な月ですが、

子供たちからしたら

もっと不思議なはず。

 

「この間、見た月と

形が違うのは何でなの?」

 

なんて聞いてきた場合、

なんとなくは覚えていても

ちょっと困ってしまいますよね。

 

急に子供に質問されても

答えられるよう、

おさらいしておきましょう。

 

 

宇宙の神秘!子供に説明できる?月がかける理由とは

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月の満ち欠けは

太陽と月と地球の動き

関係している。

 

というのは

なんとなく覚えているけど、

実際何がどうなって

月が欠けて見えたり

まるく見えたりするのかを

正確に説明できる人は

少ないかもしれません。

 

月と太陽と地球との関係を

おさらいしながら

説明していきたいと思います。

 

○そもそも月は

なぜ光って見えるのか?

月はそれ自体が

発光しているわけではありません。

 

太陽の光を反射して、

光っているように

見えているだけです。

 

ほかの星よりも

ダントツに大きく見えますが、

月自体が大きいのではなく、

月が地球の周りをまわっていて

地球からの距離が一番近いために

大きく見えています。

 

○月と地球の動き

先ほども書いたように、

月は地球の周りを約29.5日の周期で

1周しています。

 

一方、

地球は約24時間かけて

反時計回りに

回転(=自転)をしながら、

1年かけて太陽のまわりを

まわっています(=公転)

 

この動きによって

月が満ちたり欠けたり

形が変わって見え、

月食日食が起こるんです。

 

〇月がかけるしくみ

月も地球も動いていますが、

太陽の光は

一定方向からさしてきます。

 

月は地球の周りを

まわっていますので、

 

①太陽→地球→月と並ぶ時もあれば、

②太陽→月→地球と

並ぶときもあります。

 

その際、

①の時は地球から見たら

月は太陽からの光が

まっすぐに当たっているので

まるく満月に見える状態ですが、

②の時は

陰になって地球からは

太陽の光があたっている部分は

見えない(新月)の状態です。

 

①と②それぞれ途中の段階は、

三日月半月の状態に見えます。

 

〇昼間の月は?

空を動くのはなぜ?

日中の月は

どうなっているのかというと、

たまに昼間でも青空に

白っぽい月が

見えることがありますよね?

 

ただ日が出ているので

見えにくいというだけで、

昼間でも月は出ているんです。

 

また、月の位置が

同じ日でも変わるのは、

地球が自転しているから。

 

朝日が東から昇って

西の空に夕日が沈んでいくのと

同じように、

月も自転によって

動いているように見えます。

 

 

 


 

もっと知りたい!月食で月がかける理由とは?日食との違いは?

月と地球と太陽の

位置関係によって、

月がかけたり満ちたり

形が変わってみえることは

わかりました。

 

では、月食や日食とは

一体何なのか。

 

どういうしくみで

起こるのでしょうか?

 

○月食とは

月は

太陽の光を受けて光って見える

と書きましたが、

地球も太陽の光を受けて光り、

またそれによって

地球から伸びるも生じています。

 

月食とは、

その地球の影が

月にかかることによって

月が欠けたり赤く見える現象です。

 

つまり、太陽→地球→月と

一直線に並んだ状態ですが、

太陽の通り道に対して

月の通り道が傾いているため、

通常は地球の影と重ならず

満月の状態で、

その通り道が重なった時にだけ

起こる珍しい現象です。

 

月の一部だけが

影に入り込むのが「部分月食」で、

月の全てが

影に入り込むのを「皆既月食

と呼びます。

 

なお、部分月食の場合は

月が暗く欠けて見えますが、

皆既月食の場合は

真っ暗にはならず

赤黒い色に見えます。

 

○日食とは

一方、日食の場合は

太陽→月→地球と一直線上に並び、

地球から見て

太陽の前に月が重なる状態です。

 

そのため

太陽の一部または全部が

月に隠されて見える現象で、

月食とは違い日中に見えます。

 

地球上でも場所によって、

全て隠される「皆既日食」が

見える場所もあれば、

一部分が隠される

「部分日食」が見える場所、

全く見えない場所もあり、

欠け具合や

見える時間も異なります。

 

皆既日食の始まりと

終わりに見られる

ダイヤモンドリング」が有名ですが、

こちらも観測地点によっても

始まりと終わりでも異なり、

また日食の度に

毎回見え方が異なるといいます。

 

また、太陽の方が

月より大きく見えることによって

金の輪っか状に見えるものを

金環日食」と呼んでいます。

 

大変珍しい現象で、

次に日本で見ることができるのは

2030年の6月1日で、

北海道地区などで

見ることができるようです。

 


 

まとめ

幻想的な月の満ち欠けや

月食・日食は、

太陽と地球と月の動きによって

生み出されています。

 

それぞれは

決まった動きをしていますが、

とてつもなく壮大な規模での

動きをしており、

その軌道が一致するというのは

奇跡に近いものですよね。

 

小さな子供に説明するには

難しい現象ですが、

まだまだ謎の多い宇宙の神秘を

解明してくれるのは、

将来のこの子たちかもしれません。

 

これを機に宇宙や天体に興味を

持ってくれるかもしれませんので、

頑張って説明に

チャレンジしてみてください!