里帰りをして出産をする妊婦さんは多いですが、
妊婦の皆さんはどのような手段で
里帰りをしていましたか。
夜行バスは金額的にも格安ですが、
妊婦さんは乗車しても大丈夫なのか
考えてしまいますよね。
乗れるか乗れないかと言われたら
乗車は可能です。
日本においては乗車してはいけない
という規定はありませんので。
しかし乗ることは可能ですが、
無事に到着地に着くかと言われたら
誰も保証はできないのです。
夜行であるがゆえにまわりの乗客は就寝中ですし、
狭い車内は妊婦さんには窮屈です。
それでは妊婦さんの夜行バスの乗車利用について、
乗るとしたら何に注意したらよいか、
また危険な点をご紹介します。
安定期も油断禁物?!妊婦初期から中期に夜行バス利用はアリ?
妊娠初期というとお腹も出ていませんし、
つわりもあまり感じないため
妊娠とわかっていても実感がわきませんよね。
体の変化があまりないので、
ちょっと油断をして大丈夫だと
勘違いしてしまいがちです。
それが大きな落とし穴になります。
だからといって妊娠中期が良いかといったら
同じく油断は禁物です。
お腹の膨らみがわかる時期でもあり、
お腹への負担は日常生活よりかかります。
そもそも、夜行バスは
どんな環境か知っていますか。
夜行バスは夜になると電気が消され、
昼間の乗車とは異なり車内は真っ暗になります。
真っ暗になった不安もありますが、
車内は思ったよりも空調が良く効いていて
冷えに気をつけなければいけません。
防寒対策は必須です。
また、暖房の効きすぎによる暑さや乾燥。
環境的にはかなり不安定になっており、
あまりよい環境とは言えません。
また、狭い空間ですので寝返りもうてずに
長時間仰向けになり、
かなりお腹に負担がかかります。
お腹が出ていない妊娠初期でも、
安全な環境ではないことを
覚えておく必要があります。
日本では乗車拒否はされませんが
体のことを考えたときに、
かなりのリスクが大きいようです。
<豆知識>
・妊娠3週目~(妊娠超初期)
特に流産が多くなる時期です。
この時期は子宮内膜に移動した受精卵が
根を張る「着床」によって
妊娠が成立する大切な時期になります。
ですから、冷えなどによって
血行不良になってしまうのは避けるべきでしょう。
・妊娠3~4週目(妊娠初期)
この時期は「絶対過敏期」と言われ
この時期に「着床」が上手くいくかどうかで
流産するかしないか決まってしまいます。
この時期も冷えなどで血行が悪くなるのは、
子宮にはよくない環境となります。
夜行バスの利用は自己責任!?妊娠後期はさらなる危険も!
どうしても利用しなければ
いけなくなったとしたら、
自己責任になることを忘れてはいけません。
妊娠後期になっていたとしても、
お腹に対するリスクは変わりませんし、
さらに負担が掛かる場合もあります。
例えば、
・お腹の大きさが邪魔をして、
前席に乗客の椅子の
リクライニングに圧迫されても
我慢しなければいけない。
・突然の尿意に襲われてもすぐには停車できない。
・腹痛や吐き気むくみに襲われても
他に乗客がいるので我慢するしかない。
このようなことが絶対にない
と言い切れないのが夜行バスでの里帰りです。
お金を取るか命を取るかなどと
天秤にかける値ではありませんが、
後悔する前によく考えなければいけませんね。
❤ 最後に ❤
妊婦さんの体は日々変化します。
今日は調子が良くても
明日になったらわかりません。
車での移動も注意しなければいけないのに、
バスの揺れはかなりのものですから
車以上に注意しなければいけないのがわかります。
大切な命ですから、
選択によっては後悔しかねません。
慎重に移動手段を考えてくださいね。