高級で芳醇な味わいのイメージのある
クーベルチュールチョコレート。
ネットではよく見る機会がありますが
実際に「クーベルチュールチョコ」として
日常的に食べることはあまりないものですよね。
市販の板チョコなどと違って
近場で扱っているお店も少ないので
なじみは薄いですが、
実はクーベルチュールチョコにも
色んな味のものがあります。
コーヒーがコーヒー豆の産地によって
味が異なるのと同じように、
チョコレートは
カカオ豆の産地によっても違いますし、
製造しているメーカーやブランドによって、
また国によっても味が違ってきます。
特にクーベルチュールチョコは
その味が顕著に出ているといわれています。
そんな実は奥深いクーベルチュールチョコ。
それなりのお値段のするものなので
贅沢ではありますが、
食べ比べて比較する『利きチョコ』を
ぜひ試してみて、その違いを楽しんでみてください。
クーベルチュールチョコを食べ比べ!産地などで味は違うの?
クーベルチュールチョコの
主な原産国は、フランスです。
その他、ベルギーやスイス、イタリアなど
ヨーロッパが多いですが、少ないながらも
日本国内やベトナムやシンガポールなど
アジアでクーベルチュールチョコレートを
生産しているメーカーもあります。
よく海外のお土産でもらうチョコレートって、
国によって色々と特徴がありますよね。
各国のチョコレートの特徴を
まずはまとめてみました。
・フランス:見た目もきれいで
こだわりのある繊細な味
少量ずつ品よく味わう
・ベルギー:プラリネやキャラメルクリームなど
濃厚なものが多い
・スイス:酪農が盛んなため
ミルクチョコレートが多い
・イタリア:やや深入りで香ばしいカカオ豆が好まれる
・ベトナム:ミルクも砂糖もたっぷりで甘い
それぞれの国の文化や
国民の舌にあった味がありますので、
同じチョコでも様々ですね。
続いては、カカオ豆の産地による違いです。
・ガーナ産:酸味・苦み・渋みのバランスがとれ
コクが豊かで万人受けするカカオです。
品質が安定しており、
日本で使用されているカカオ豆の77%は
ガーナ産です。
・エクアドル産:高品質でカカオ感が強く、
華やかな香りのあとに渋みが続きます。
・ベネズエラ産:カカオ豆には3種類がありますが、
希少なクリオロ種を
多く生産するのがベネズエラです。
雑味が少なく
酸味・渋み・苦みのバランスもよく、
ローストしたナッツのような
香ばしさが特徴です。
その他マダガスカルや
ブラジル、コロンビア、ベトナムなどでも
希少ながら生産していますが、
主要なのは上記の3か国です。
実際にクーベルチュールチョコを食べ比べてみよう!おすすめは?
では、実際にクーベルチュールチョコレートを
食べ比べてみたいと思いますが、
どれを選んだらいいのでしょうか。
売っている店自体も少ないので
なかなか色んな種類を揃えるとなると
大変ですよね。
海外のものだと余計に難しくなりますので、
在庫が豊富にありそうな
日本のメーカーのものを
まずは試してみることをおすすめします。
おすすめは大東カカオの
「クーベルチュールスペリオールシリーズ」。
名前からしてもすでに
クオリティ高そうなのが伝わってきますね。
ブレンドされたものもありますが、
産地などにより10種類以上もの
クーベルチュールチョコを揃えています。
メーカーもシリーズも一緒であれば、
品質も揃った状態で食べ比べできますので、
比較しやすいでしょう。
ぜひ試してみてください。
クーベルチュールチョコを食べ比べる時はそのまま?加工する?
食べ比べするための
産地やメーカー違いの
クーベルチュールチョコたちを揃えたら、
いざ試食です!
でも、チョコレートって濃厚で
舌にまとわりついて味が残るし、
そのままで食べた方がいいのか
加工した方がいいのか、
どちらがよく味の違いがわかるのでしょうか?
1.まずは小分けに
まずはクーベルチュールチョコを
それぞれいくつかに小分けにして、
色んな方法で試すのが一番でしょう。
そのチョコをどう使うかにもよりますが、
そのまま食べて
「これが一番気に入ったからこれで作ろう」
と選んだのに、
加工して完成したものを試食してみたら
イメージと違った、ということもあり得ます。
どう使うかによって
試食をひとつに絞ってもいいですが、
できればどう使っても
イメージがつかめるように
バリエーションを持たせて
試食しておいた方がいいでしょう。
2.とりあえずそのまま
試食の基本、まずはそのまま食べます。
クーベルチュールチョコは
そのまま食べることもできるものですので、
加工せずにそのまま食べた場合の
味や風味をそれぞれチェックしてみましょう。
3.ディップで
クーベルチュールチョコは
チョコフォンデュなど溶かして
ディップに使うのにも向いている種類です。
溶けた状態でどのような味か、
そのままの時とどう変わるのかも
比べてみるとおもしろいでしょう。
バナナやフランスパンなど、
同じものを使用して
それぞれのチョコをつけて食べてみると、
違いが分かりやすいですよね。
4.製菓用で
製菓用のチョコレートですので、
一度溶かしてまた固めて使う
という使い方が多いかもしれません。
元の状態で食べた時とは
また違った風味になったり、
他の材料と混ぜた時にどうなるかなど、
最終的な仕上がりも比較したいですよね。
この産地やメーカーのものはこれに合うけど、
こっちのはあれの方が合いそう、
などそれぞれに合うレシピも違ってくると思います。
まとめ
コーヒーと同様、
クーベルチュールチョコも
カカオ豆の産地によって味が異なり様々です。
ぜひ食べ比べをしてみて、
自分のお気に入りの産地を見つけてください。
そして、「このレシピにはこの種類」
などと使い分けられると、
手作りチョコもより
ハイクオリティでおいしく仕上がることでしょう。