ネット社会の現代は、
なかなか手紙を出すという習慣がないですよね。
文字を打ち込んで送信してしまえば、
数秒で相手に届きます。
でも、例えば、会社の上司から
お歳暮が贈られてきたらどうしますか?
メールを送って済ませるわけにもいきませんよね。
それでは、どんなお礼状を送ればよいか、
色々な例文をご紹介しますので参考にして下さい。
お歳暮のお礼状、押さえておくべきポイントは?
そもそも、お歳暮とは
お世話になった方に贈る物ですよね。
お中元は、7月から8月初め頃までに贈る物ですが、
お歳暮は、11月下旬から12月中頃までに贈ります。
(注:送る時期は、地域によって変わります。)
ただ、稀に上司が部下をねぎらって贈るケースがあるようです。
そんなときは、必ずお礼状を送りましょう。
お礼状を書くにも、いくつかの大切なポイントがあります。
必ず押さえておきましょう。
① はがきはだめ!
封書でのお礼状を書きましょう。
横書きではなく縦書きがマナーです。
② ダラダラ、長々した文章はだめ!
感謝の気持ちを込めるのはもちろんの事、
簡潔な文章が良い印象を与えます。
③ 誤字脱字は絶対NG!
これは社会人として恥ずかしいですよね。
④ キツキツ文章はだめ!
相手が読みやすい改行や、
文章と文章の間のスペースに気を使いましょう。
⑤ 同じ言葉はだめ!
しつこい位に同じ言葉や表現は相手がうんざりします。
多くても2回までが使える回数ですね。
⑥ お礼状は遅くなってはだめ!
出来るだけ早く、遅くても2~3日以内に投函しましょう。
例文をチェック!参考にしてお礼状を書いてみよう
各文の例をあげてみました。
一例ですので自分にあったものを参考にして下さい。
✱ 1文目(頭語:拝啓、時候:季節を表す言葉)
拝啓
寒さ続く今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
拝啓
寒さ厳しい今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
拝啓
年の瀬も押し迫り、あわただしくなってきましたが
いかがお過ごしでしょうか。
✱ 2文目(お歳暮の御礼)
このたびはお気遣いの品を頂きまして
誠にありがとうございます。
このたびはご丁寧なお歳暮を頂きまして
ありがとうございました。
このたびは誠に結構なお歳暮の品をお送りくださいまして、
誠にありがとうございます。
✱ 3文目(本文)
頂戴しました○○は、家族で美味しく頂きました。
頂戴しました○○は、お正月に家族で美味しく頂こうと思います。
頂戴いたしました○○は、とても重宝しております。
✱ 4文目(先方を気遣う言葉)
これからますます寒くなりますので、
お体にはお気をつけ下さい。
寒さも厳しくなります折、
皆様の一層のご健勝を心からお祈りいたします。
寒き毎日が続いておりますが、
風邪など召されませぬようご自愛下さい。
✱ 5文目(結語:敬具)
敬具
(差出人)△△ △△
○○ ○○様
頭語には「拝啓」、結語には「敬具」を入れますが、
本文はあまり重くならずに感謝の言葉を綴りましょう。
❤ 最後に ❤
お礼状を送るときはやはり手書きが良いですね。
パソコンという便利な物がありますが、
心がこもっていると感じるのは手書きだと思います。
もらった相手に感謝しながら、
1字1字心を込めて書きましょう。