親にとって
子どもの成長は嬉しいものですが、
育てていく中で「難しいなぁ」
と思うことも多々ありますよね。
特に反抗期は、
子どもの気持ちがわからなくなったり、
どういった声かけをしていいか
戸惑ったりしてしまいます。
何が正解で何が間違いなのか。
育児には算数の答えのような
明確な正解が無いので、
悩みも大きくなりますよね。
どうして親をウザいと思うのか。
子どもの反抗期に対処法はあるのか。
これらについて、
これから話していきたいと思っていますが、
まず、反抗期はどういうものなのか
簡単に説明させてください。
反抗期は、精神的な自立に向けて
大事な時期だと言えます。
だいたい中学生の頃が反抗期真っ只中です。
早い子で小学校の中学年~高学年から
反抗期が始まりますが、
早めに反抗期が来た子どもは、
中学生になって
更に反抗する回数が増えたりします。
13~15歳という中学生の時期の子どもの成長は
著しいものがありますよね。
反抗期を「子どもの成長に
必要な大事な時期なんだ」と思えるよう、
親の方にも「子どもの反抗期に対する心構え」
が必要なのかもしれません。
さて、男女共に反抗期は訪れますが、
今回は娘の反抗期に注目して見ていきましょう。
父親をウザいと思う子どもの心理とは?
娘の反抗期で多いのは、
親の言うことに
いちいち突っかかってくることと、
無視すること、
そして父親を避けることです。
洗濯物はお父さんと一緒にしないで!
お父さんとは一緒に出かけたくないなど、
父親を避ける娘に、
どうしたものかなぁ
と頭を悩ませているお母さんもいるでしょう。
でも、どうしてこんなにも
反抗期の娘は父親を避けるのでしょうか?
そこには理由がありました。
理由その1:親を1人の人間として見るようになるから
幼い頃、子どもにとって
親は絶対的な存在でした。
神様にも近い存在です。
ですが、自我が確立してくると、
親を1人の人間として見るようになってきます。
絶対的な存在ではなく、
自分とは明らかに違う
他人だと自覚するようになるのです。
この時、子どもの視線に
さらされるのが父親です。
比較的に家で接する機会が多い
母親とは違い、
父親は家にいないことの方が多いです。
子どもと父親は、
家にいる時は近くにいるのに、
一緒にいる時間は長くない
という不思議な関係で、
それが思春期になってくると
気に障るようになるのです。
あれをしなさい、これをしなさい
と言われても、
家にいないお父さんに
私の何がわかるの?
指図しないで。
という気持ちになってくるのです。
更に、近くで見ている分、
周りの人間よりもアラも目立ってきます。
仕事に行く前の不機嫌そうな表情、
テレビに向かってぶつぶつ言う姿、
このような人間的な姿も、
子どもにとっては大きな落胆となります。
理由その2:父親を男性の代表として見ているから
娘が父親を避けるのは、
性に対する潔癖さの表れでもあると言えます。
第二次性徴が進んでくると、
女の子の心の中には、
男性への興味や関心が芽生えます。
これは、誰しもが通る成長過程です。
しかし、その成長過程で、
男性への関心が嫌悪感にも転換するのです。
お父さんと洗濯物を一緒にしたくない!
というのも、
関心が嫌悪感に転換されている代表的な例です。
この2つ父親を避ける主な理由ですが、
父親を避けるというのは、
子どもが大人になる過程で
通らざるを得ない道なので、
親としては辛くても、
これが成長過程だと受け入れましょう。
子どもにウザいと思われないための対処法とは?
私はまだ大学生で、娘がいないので、
娘の立場から書きます。
まず、あまり詮索しないことです。
娘の方から話しかけてきた時に、
十分話を聞いてあげるようにしてください。
あと、娘の棘のある言葉に
振り回されないようにしてください。
親に酷い言葉を言った後、
娘も「どうしてあんなこと言ったのだろう」
と反省しています。
あまり気にしないことです。
最後に、子どもはどうしても
親をウザいと思ってしまいます。
親が言うことが正論だと分かっていても、
突っかかってしまうのです。
反抗期は、社会に対しても
親に対しても攻撃的になります。
しかしその一方で、
見捨てられないか、嫌われないか、
置いて行かれないかなど、
不安定で傷つきやすい面も持っています。
反抗期の子どもと向き合うことは大変でしょうが、
あまり思い詰めず、
適度な距離を取りつつ見守る
という気持ちでいてくださいね。