大寒(だいかん)とは、一年で最も寒いとされる日のこと。
この日に汲んだ水のことを『寒の水(かんのみず)』といって、
腐らずいつまでの保存できる、という言い伝えがあるんですよ。
でもなぜ大寒に汲んだ水って、
腐らないといわれているんでしょうか?
また、この日には、男の人が水浴びをする風習がありますが、
それは一体なんのためなのか、気になりますよね。
今回は大寒に関するアレコレを教えます。
これがなくては始まらない!男の冬の風物詩!寒の水浴びは御代田町へ
1年で最も寒い日である大寒に汲んだ水は、
水温がとても低くて雑菌が繁殖しにくいため、
昔から腐らないといわれています。
そのため昔の人は、大寒には寒の水を使って、
味噌や日本酒などの仕込をしていました。
また、寒の水には霊力が宿っていると考えられていて、
昔の人は薬として飲むこともあったんですよ。
そして、その清らかな寒の水を浴びる行事もあります。
色んな地域で寒の水を浴びる行事が催されますが、
最も有名なのが、
長野県の御代田(みよた)町で行われるものです。
大寒の夜、ふんどし姿になった男性たちが、
大桶に張った寒の水を一気にかぶり、
凍てつく道を走って神社へ参拝し、
五穀豊穣や無病息災を祈願する、という伝統行事。
一年で一番寒いとされる日に、
冷水をかぶって道を走る、という光景はものすごく圧巻です。
長野県の無形民俗文化財にも指定されている行事なので、
気になったら、ぜひ見に行ってみてください。
開催場所など詳しい情報は、下記のURLから確認できます。
http://www.town.miyota.nagano.jp/category/kankoujouhou/5320.html
これこそホントの金の卵?!大寒のたまごにはこんな由来があった!

大寒の日に生まれたニワトリの卵を大寒の卵といいます。
大寒の卵は栄養満点で、しかも保存がきく、
とされていて、重宝されているんですよ。
これには訳があり、ニワトリの性質が関係しています。
ニワトリって、寒い時期になると、
卵を産む数が少なくなるんです。
しかも、寒さに耐えられるように、
水分よりもエサを多く食べるようになります。
すると冬のニワトリは、
栄養価も高くて味も濃厚な卵を産み落とします。
このことから、最も寒い日に生まれた卵は、
栄養があって美味しい、といわれているんですよ。
でも、大寒の卵の良さはこれだけじゃありません。
実はなんと、大寒の卵を食べると、
金運がアップするかも知れないんです。
これは、風水の考え方なのですが、
大寒に卵を食べると、その年はお金に困らなくなるんだとか。
まさに、大寒の卵は金の卵、という訳ですね。
本当に金運がアップするかどうかは個人によりけりですが、
寒い日って体調を崩しやすいので、栄養のある卵を食べれば、
元気に冬を乗り越えられそうですね!
まとめ
大寒は、1年で最も寒い日。
この日に汲んだ水は、水温が低いため
水質が良く、体に良くて長持ちする、といわれているんですよ。
また、大寒の日に卵を食べると、
栄養が摂れるだけじゃなく、
金運がアップするとされているため、
すごく人気が高いです。
大寒には、ぜひ卵を食べて、
栄養を摂って、金運をつかみ取りましょう!