ネットなどで見る「雪による停電」とは何で起きるのでしょうか?

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冬になると、

雪によって停電した地域のニュースを

たまに見かけますね。

でも、雪で停電するって、

一体どういうことなんでしょうか?

雪の重みで?

それともショートした?

イマイチ雪と停電って、

結びつかないですよね。

今回は、意外に知られていない、

雪によって停電する

そのワケを解説します。

危険その1!?ボタン雪による送電線への着雪の場合!

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雪による停電は

大きく2つに分けられます。

まず一つめは、

雪の重さに耐えきれなくなって、

送電線が断線してしまうことですね。

ボタン雪など、

粒が大きい雪が降ると、

送電線にどんどん積み重なって

いってしまいます。

すると、

送電線は垂れ下がっていき、

雪の重みによって、

ついには切断してしまい、

停電が発生する

ということなんですよ。

送電線に雪が積み重なってしまうことを

着雪(ちゃくせつ

といいます。

着雪の原因となるボタン雪は、

気温が0℃前後になると

降ることが多く、

水分をたくさん含んでいるため、

通常の雪よりも

重みがあるんです。

だから細い送電線に降り積もると、

重みで断線してしまうんですね。

大雪のなか、

停電してしまったら、

周囲の建物では

電気が使えなくなり、

本当に大変なことになってしまいます。

考えただけでも

寒気がしてきますね!

ちなみに、

着雪が危険なのは、

送電線が断線してしまうことだけでは

ありません。

鉄塔もボタン雪が降り積もり、

着雪してしまうことによって、

倒壊する可能性もあるんですよ。

気温が0℃前後になり、

降雪量が多いと、

地域によっては、

着雪注意報が

発令されることもあるくらい、

電線や鉄塔に雪が積もるって、

とても危険なことなんですね。

危険その2!?暴風雪による送電線のショートの場合!

雪による停電の2つめは、

暴風を伴う雪によって、

送電線がショートしてしまうこと。

ただでさえ雪の重みで

電線に負担がかかってしまうのに、

そこに暴風も加わると、

更に危険な状態になってしまうんです。

送電線は暴風雪によって、

激しく上下に振動してしまいます。

それだけなら

まだ問題はありませんが、

振動によって

送電線同士が接触することで、

ショートしてしまうんです。

つまり、

電線のショートで

停電が発生する

ということですね。

また、電線同士だけでなく、

電線が振動して、

近くの鉄塔に接触した場合も

ショートしてしまうので

非常に危険。

ちなみに、

暴風雪によって

電線が激しく揺れ動くことは、

『ギャロッピング現象』といいます。

雪による停電はやっぱり、

雪の重みで断線することと、

暴風雪によって

ショートしてしまうことが

原因だったんですね。

比較的、降雪量が少ない地域でも、

いつ異常気象で吹雪になるか

分かりません。

大雪の予報が出たら念のため、

停電に備えて

電池やカイロなどを

備蓄しておくと良いですね。

まとめ

雪によって停電が起きるのは、

電線にボタン雪が積み重なり

断線すること、

そして、暴風雪で電線が

激しく振動して他のものと接触し、

ショートしてしまうことが理由です。

大雪の時は、

万が一停電になった時のために、

備蓄品を揃えておくようにしましょう。

投稿記事下アドセンス
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