成人式に頂くお祝い金は誰のものになるか、
法律上では「個人への贈与になるため、
成人した本人の財産」となります。
生まれた時から個人が財産権などの
あらゆる権利を持っているのですね。
そのことから、
それまで親に養ってもらっていても
理論上は成人祝いの御祝い金は
成人本人のものになるのです。
しかしながら、実際は必ずしも
本人の手元に行くとは
言い切れないのも事実です。
御祝い金を渡す側も、
親が使う事を前提に
渡している場合が多いからです。
お祝いをあげる場合にしても、
まずは両親に渡すのが
正しいマナーになりますので気をつけましょう。
成人祝いは親に渡す?それとも当人?あげる時のマナーをご紹介
成人式は「大人になったことを自覚し、
自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます日。」
と定めています。
ですから、成人になった本人が
本来は受け取るべき「御祝い」なのですが、
両親がお祝いを受け取るのが一般的となっています。
両親がいくらもらったか把握して、
それを本人に知らせて渡してあげます。
本人に直接渡すとしても、
両親がいる前でお祝いの言葉とともに
渡すのが良いとされています。
御祝い金も全額成人した本人が
もらう場合もあるでしょうが、
成人式の衣装や写真の費用にあてたり、
子供のために貯金をしておくようです。
御祝い金を渡す側も、
親が使う事を前提に渡していることが多いです。
我が家の場合は、
実家から本人用と
成人式の衣装代用に分けて頂きました。
別々に渡してもらったので、
娘も納得していました。
やはり子供からしたら
「御祝いもらえないの?」
と思ってしまいますよね。
分けてもらった事で、
こちらも気兼ねなく衣装代に使う事が出来ました。
成人祝いは誰のもの?もらった親に渡すのが正解?お礼はどうする?
成人のお祝いは基本本人のものではありますが、
まずは両親に渡します。
そこから衣装代や写真代を払うかは
両親次第になります。
全額自分の手元にくる場合もあれば、
金額によっては引かれた分を頂いたりと様々です。
あくまでも成人式のお祝いですから、
高額な衣装代や写真代にあてられるのは、
やむを得ませんね。
成人式は基本身内でのお祝いとなりますので、
両親・祖父母・兄弟姉妹からお祝いをもらった場合は
お返しの必要はありません。
ただし、親戚からのお祝いであれば、
家族との相談でお返しするかどうかは
決めた方が良いでしょう。
頂いた相手が
遠い親戚や知り合いからであれば、
御祝い金の1/3から半分程度が
お返しの目安となります。
相手が負担にならない品物を選び、
直接渡すのが良いですが、
無理な場合は品物と一緒に手紙を送りましょう。
また、お祝いを直接受け取らなかった場合は
遅くても2~3日以内に
御礼の電話をすると良いですね。
❤ 最後に ❤
成人式の衣装は
高ければ何十万または
それ以上の費用が掛かります。
安くても10万はかかるでしょうから
親も大変ですよね。
我が家は成人式の費用だけは
払ってあげるという約束をしたので、
お祝いは全て娘にあげることにしました。
でも娘には、このくらい費用がかかる
ということは伝えてあります。
「頂いたお金は大事に使うのよ。」
という意味です。