緑茶って昔から日本人に親しまれているけれど、
苦味や渋味がありますよね。
なぜ日本人は苦いお茶を飲むのでしょうか?
今回は意外と知られていない、
緑茶が苦い理由と、
昔から日本人に好まれているワケ
を解説します。
日本人なら知っておくと
良いかもしれないですよ!
海外では砂糖を入れるほど?!日本のお茶が苦い理由とは?
緑茶って日本人は
ずっと昔から飲んでいるけれど、
欧米の人にとっては
苦味があって飲みづらいです。
日本人からしたら、ちょっと信じがたいですが、
海外では日本のお茶に砂糖やハチミツを入れて、
甘くして飲んでいる場合もあります。
コーヒーや紅茶のような感覚ですね。
日本では抹茶オレなど
日本茶を甘くした飲み物はありますが、
普通の緑茶に砂糖を入れる人は
恐らくいないでしょう。
海外の人は日本に来て、
ペットボトルのお茶を飲んだ際、
甘くないことに驚いてしまいます。
ところで、そもそもどうして
日本のお茶って苦いのでしょうか?
お茶には
カフェインが含まれているため、
苦味を感じます。
基本的に日本のお茶には、
苦味を出すカフェインという
成分が含まれています。
お茶を淹れる時、熱湯を注ぐと
茶葉からこの成分が出てくるため、
飲むと苦味を感じるのです。
でも実は、この苦味や渋味を
抑えられる方法がある
って、知っていましたか?
日本のお茶は、淹れる時に
少し冷ました温度のお湯を注ぐと、
苦味や渋味が抑えられ、
代わりに旨味の強い味になりますよ。
苦味成分のカフェインや
渋味成分のカテキンは、
お湯の温度が高いと出やすくなります。
そこで沸かしたばかりの熱湯ではなく、
80℃くらいに少し冷ましたお湯を急須に注ぐと、
お茶本来の旨味の方がよく茶葉から出るので、
すごく飲みやすく、
美味しい味で淹れることが出来ます。
これを覚えておくと来客があった時に、
美味しいお茶をお出しすることが出来ますよ!
お茶は苦いのに日本で昔から飲み続けられている理由とは?
お茶は苦いのに、
昔から私たち日本人に飲まれ続けていますよね。
なぜ日本人は苦味のある
お茶を飲むのでしょうか?
これにはいくつかの理由があります。
まず一つは、食事をはじめ、
食べ物をより美味しく感じるためです。
日本人は味覚が
とても繊細であることでも有名ですね。
これはなぜかというと、
日本人がお茶を飲んで育っているからです。
お茶を飲んで苦味や渋味を味わうと、
旨味や甘味を強く感じ取れるようになる
といわれています。
つまり、お茶を飲むことで、
日本人としての味覚が
育てられていくのですね。
繊細な味覚になれば、
日本食の味を
より美味しく感じることが出来ます。
また、お茶を飲むと
心が落ち着くだけでなく、
食べ過ぎを防いだり、
口の中をスッキリとさせる効果もあります。
しかも、お茶には
虫歯や風邪を予防する働きがあるので、
健康のためにも、
日本人はお茶をずっと飲み続けています。
確かに、甘い和菓子を食べた後に
お茶を飲むとスッキリするし、
食後に緑茶を飲むと、
なんだか心が落ち着きませんか?
お茶というものは、私たち日本人にとって、
なくてはならない飲み物ですね。
まとめ
緑茶にはカフェインが含まれているため、
苦味があります。
外国人にとっては
この苦味がちょっと飲みづらいので、
砂糖やハチミツなどを混ぜて
甘くしていますよ。
そんな苦味が強いとされるお茶は、
日本人の味覚を繊細にして、
食べ物の美味しさを感じやすくしてくれます。
また、虫歯や風邪を予防したり、
口の中をスッキリさせる、
心を落ち着かせるという効果もあります。
体にも心にも良いという理由から、
お茶は昔から日本人に親しまれてきたのが
分かりますね。