以前はリハビリといえば
病院で行うことが多いという
イメージでした。
現在は、制度の改正があり、
介護施設で行うことも
増えてきています。
施設も以前はリハビリといえば
介護老人保健施設でしたが、
今は介護付き高齢者住宅や、
特別養護老人ホーム、
有料老人ホームなど
様々な施設で行うことがあります。
今回は、私の経験をもとに、
介護施設で働く時の大変さと
やりがいなどをお話しします!
介護施設でのリハビリあるあるエピソードってどんなもの?
リハビリ対象者は高齢者
介護施設は
主に介護保険が利用されます。
よって、若くても40歳の方、
だいたい、
80代以上の方が多くなります。
そして、基礎疾患はありますが、
お元気な方ばかりです。
また、
病院と違って退院がないため、
長いお付き合いになります。
施設の利用者さんは、
仲良くなれば自分の孫や
子供のように接してくれます。
こちらは節度を持って
接する必要がありますが、
気遣ってくれる言葉や
感謝の言葉を伝えてもらえるのは
とても良いことではないでしょうか。
他職種との衝突も?業務は大変
介護施設で働く上で
なくてはならないのは、
他職種との協力です。
安全をとる介護士さんと、
その人の能力を引き出して
生活したいリハビリ職は
ぶつかりやすくなります。
また、介護施設の介護職は
全くの未経験から来る方も多く、
いつも人手不足に悩んでいます。
そういった面を考慮して
介助方法などを
提案しなければなりません。
病院と違って、
介護施設にはリハビリ職が少なく、
特養などでは
1~2人の職場になることも
多くなります。
そのため、
判断に困った時に
相談できる相手が職場にいない
ということもあります。
リハビリのやる気が薄い利用者さんへの、励ましの言葉などはどうしている?
病院などでは
自宅へ帰りたいなどの希望から
目標が立てやすく、
やる気がある方が多いです。
介護施設では長期になるため、
目標を見失いやすく、
やる気の薄い方もいらっしゃいます。
私は、そういった場合は、
訓練プログラムを
いつもより軽くして、
車椅子などで外に連れ出せる方は、
外へ行きます。
花や空を眺めたり、
日光にあたったりして
一緒にお話しをして、
その話をもとに、
簡単に達成できる目標を
提案したりします。
ずっとやる気を出し続けるのは
普通の人には難しいことなので、
少し休憩期間を設けるのも
必要だと思います。
もし、目標が決まっていて
やる気が出ない方がいた場合は、
一緒にやってみましょうと
励まします。
ですが、励ましが、
負担になってしまう方もいるので、
注意してあげてくださいね。
まとめ
介護施設でのリハビリのあるあるを
私の経験に基づいて
お話ししました。
病院より施設の方が、
業務負担は多くなります。
でも、少し工夫してあげるだけで、
今まで出来なかったことが
出来るようになる方もいます。
リハビリを行わなくても
ある程度よくなっていく急性期より、
やりがいを感じることは
多いです。
興味があれば、
介護施設で働くことも
検討してみてくださいね。