梅の木には実がなり、
これを漬けてお酒にしたり、
梅干しにしたりと何かと使えますね。
でも、梅の実を食べられるのは、
どの種類の梅でも
大丈夫なんでしょうか?
花梅(はなうめ)でも
実がなったら食べられる?
それとも食べられない?
今回は、
食べられる梅の実について
紹介します。
そもそも花梅とは観賞する用!じゃあやっぱり実は食べられない?
梅には基本的に、
花を鑑賞するための花梅と、
食用に実を栽培する実梅(みうめ)の
2つに大きく分けられます。
ということは、
やっぱり花を
鑑賞するためのものだから、
花梅は実がなっても
食べられないと思いますよね。
でも実は、
花梅であっても
実は食べることが出来ます。
ただ、花梅の実は小さめで、
しかも種が大きいため、
あまり食べるところが
ないんですよね。
だから食用には
不向きとされているんです。
また、農薬を使っているのなら、
あまり実は食用にしない方が
良いかも知れません。
ただ基本的には、
梅はどんな種類であっても、
実を食べることは出来ます。
花梅は実が小さいので、
梅干しよりも、
収穫したら漬け込んで
シロップや梅酒にしたりすると
良いかも知れませんね。
ちなみに、
梅の実はどの種類であっても、
生で食べることは
絶対にしないでください。
たとえ熟しても、
梅の実は生だと
あまり食べても美味しくないし、
そのままで食べると、
人体にとても有害な成分が
入っているんですよ。
干したり漬け込めば問題ないので、
生食だけはしないようにしましょう。
でも、梅の実って熟していると、
まるで桃みたいな、
すっごくいいにおいがするんですよね。
思わず食べたくなってしまうけれど、
そこはグッと我慢しましょう。
梅の花にはこんなに種類があるって知ってた?花梅・実梅ともにご紹介!
梅って、
単に紅梅、白梅があるだけではなく、
花梅や実梅ともに、
色んな種類があるんですよ。
ではまず、紅梅の種類を
いくつか紹介します。
・御所紅(ごしょべに)
http://shokubutsu-zukan.net/blogs/engei/2013/03/post-365.html
八重咲の紅梅で、
2月頃に咲きます。
・江南所無(こうなんしょむ)
こちらも八重咲の紅梅。
3月ころに見頃を迎えるため、
遅咲きの梅として知られています。
・紅千鳥(べにちどり)
http://kyonohana.sakura.ne.jp/blogs/kyohana/2010/02/post-121.html
一重咲きの紅梅です。
とてもいい香りのする梅ですが、
朝顔やツバキなど、
他の花にも同名の品種があるので、
ちょっと紛らわしいですね。
次に、白梅の種類を
いくつか紹介します。
・白牡丹(はくぼたん)
牡丹という字が入っていますが、
八重咲の白梅です。
こちらも見頃は3~4月と遅咲き。
・月宮殿(げっきゅうでん)
http://kyonohana.sakura.ne.jp/blogs/kyohana/2010/02/post-61.html
八重咲の白梅。
2~3月頃に大きめの花を咲かせます。
・白滝枝垂(しらたきしだれ)
http://kyonohana.sakura.ne.jp/blogs/kyohana/2010/03/post-205.html
一重咲きの枝垂れ白梅です。
こちらも
3~4月に見頃を迎えますよ。
続いて、実梅の種類をご紹介。
・南高梅(なんこううめ)
http://shokubutsu-zukan.net/blogs/kyohana/2010/03/post-266.html
主に和歌山県で栽培されている梅。
花は白梅ですが、
実は大きいけれど種は小さく、
食用として有名です。
ブランド梅でもあるので、
贈答品にも使われますよ。
・白加賀(しろかが)
http://kyonohana.sakura.ne.jp/blogs/kyohana/2010/02/post-70.html
花は一重咲きの白梅。
花梅と実梅の
両方を兼ね備えているため、
花を鑑賞し、
実が熟した頃には収穫して、
梅干しや梅ジュース、
梅酒などにも使われる品種なんです。
今回ご紹介した以外にも、
梅は本当に色んな種類が
あるんですよ。
ちなみに、
黄色い花が咲く蝋梅(ろうばい)は、
梅という字が入っていますが、
厳密にいうと、
梅ではありません。
蝋梅は花の形が梅と似ているため、
その名が付きましたが、
違う種類なので、
実を採って
食べないようにしましょう。
まとめ
鑑賞目的で栽培される
花梅であっても、
梅は基本的に
実を食べることが
出来ます。
ただ、花梅の場合は、
実が基本的に小さいので、
梅干しには
向かないかもしれませんね。
反対に、食用の実がなる梅は、
実がとても大きく種が小さいので、
梅干しをはじめ、
梅酒やジュース、シロップ、
和菓子、ゼリーなどにも
使われます。
でも梅の花って
食用でも鑑賞用でも、
見分けがつかないほど、
どちらもキレイですね!