ストーブやヒーターを使っている家庭では、
冬が過ぎると灯油を余らせてしまいがち。
でも捨てるのは勿体ないので、何か使い道はないかな?
と思う人は多いはず。
そこで今回は、
余った灯油って何かに使えるの?
次の冬まで保管しておいてはダメ?
処分はどうしたら良い?
など、使い残した灯油についての疑問にお答えします。
灯油は取り扱いに注意が必要なので、
しっかり覚えておいてくださいね。
少しだけ余ってしまった灯油は、洗浄液にしてしまう!
灯油を使い切る前に寒い時期が終わってしまい、
少しだけ余ってしまった。
そんな場合には、余った灯油を、
機械部品の洗浄液として使ってみましょう!
雑巾に灯油を含ませて、
車のボディーやチェーンを拭けば、
驚くほどピカピカになります!
変質した灯油でも大丈夫なので、
大量にある場合は浸して使うなどしても良いですよ!
そうすれば拭いてきれいにする手間もありません。
終わったらちょっと放置しておくと灯油は飛びますしね。
ただし、油脂の保護膜までこそげとってしまう恐れがあるので
洗浄後のケアは行った方が良いですよ。
注意点としては、かなり効果が強いので
皮膚がとけてしまったり
やけどの原因にもなります。
必ず、ゴム手袋やビニール手袋をし、
ごく短時間の接触で済むように気をつけてください!
そのほかの使い道
洗浄液として使う以外だと、
ちょっと寒い日などでもストーブやヒーターをつけて、
贅沢に使い切ってしまいましょう。
梅雨の時期でしたら、
洗濯物を部屋干ししている部屋でストーブを焚いて、
室内乾燥に使うのもおすすめ。
ジメジメと湿った時期でも、これならすぐに洗濯物が乾きます。
ただし、換気もすることを忘れないようにして、
また洗濯物がストーブに付いてしまわないように、
十分注意してくださいね。
変質した灯油は危険?
使い残してしまった灯油は、保管しておいて、
次の冬にまた使うことは出来るんでしょうか?
基本的に長期間保存した灯油は、
使うと危険です。
絶対にやめましょう。
参考:不良灯油の使用禁止
灯油は変質してしまうと、
無色透明だったのが、
黄色や茶色に変わってしまいます。
また、灯油から酸っぱいようなにおいがしたら、
それはもう変質している、ということなので、
使うのはNGです。
変質してしまった灯油を使ってしまうと、
ストーブに火がつかなかったり、
不完全燃焼を起こして、
一酸化炭素中毒になる危険性もあります。
ストーブやヒーターの故障の原因にもなるので、
変質した古い灯油は使わないようにしましょう。
灯油を処分するにはどうすればいい?
余った灯油を処分する時は、
思わぬ火災に繋がるかも知れないので、
絶対に可燃ゴミとして捨ててはいけません。
新聞紙や古布に染み込ませてもNGですよ。
灯油を処分するのでしたら、
ガソリンスタンドに持って行くと処理してくれる場合があります。
灯油の引き取りは無料の場合もありますが、
店によっては有料だったり、
引き取り自体を行ってない場合もあるので、
まずは電話で確認してみてください。
もしくは、整備工場やバイク店などに処分をお願いしてみましょう。
ただしこれも、あくまでサービスの一環として、
灯油の引き取りを受け付けているので、
絶対に処分を引き受けてくれるとは限りません。
一番安心できる処分の方法は、
専門の産業廃棄物処理業者へ依頼すること。
有料なのですが、これが最も安心安全の方法です。
素人が灯油の処理を勝手にやってしまうと、
火災や事故の原因にもなるので、
やっぱり危険なものは、なるべくプロに任せるようにしましょう。
まとめ
余った灯油は、洗濯物を乾かすために焚いて使い切ってしまうか、
機械の洗浄液として使うことが出来ます。
でも、灯油は長時間経つと変質してしまうので、
なるべく余った灯油は使わないようにしてくださいね。
処分する時も、専門の業者に依頼するのがおすすめですよ。