普段折に触れてお世話になったり
観光したりするお寺と神社。
その違い、
はっきり説明できますか?
なんとなくわかる人も
まったくわからない…という人も
この記事ですっきりしてください!
お寺と神社のお守りの違いって何?鳥居は関係ある?
お寺と神社の違いですが、
お寺は仏教、神社は神道です。
いや、それはなんとなく知ってたけど…
という人も多いでしょう。
もう少し詳しく説明しますね。
何を崇拝している?
仏教はインドのお釈迦様が開祖の宗教で、
仏様が崇拝対象です。
お寺に行くと薬師如来や
不動明王などの仏像をよく見ますよね?
その像が仏様というわけです。
神道は、古代日本が起源となり
なんと古事記よりも前の時代から
存在していたそうですよ。
神社では日本の神様を祀っています。
日本の神様とは、
八百万の神様のことですね。
神宮、大社も神社です。
神社には鳥居があります。
この鳥居は神社の神域と
人が住む世界を区別し
神様と人が
住み分けるためのものなんだそうですよ。
お守りはどう違う?
さて、気になるところですよね。
お寺のお守りは読経や焼香など、
儀式がなされているものなんです。
そのため、
祈りがかたちになったもの、
ということですね。
神社のお守りは、奉製ののちに
ご神前でお祓いされています。
そのため、
神様の力が込められているもの、
ということです。
ちなみに、お守りの種類としては
あまり差はありません。
恋愛だったり交通安全だったりです。
ただ、お守りってつい、
いろいろなところで
買ってしまいますよね。
そんなとき、
お寺のお守りと神社のお守りを
一緒に持ち歩いていいのか
気になりませんか?
神様がケンカすると聞いたりもします。
でもそれは気にしなくていいみたいです。
お寺で買ったものでも
神社で買ったものでも
一緒に持ち歩いて大丈夫ですよ!
お寺と神社の違いは参拝方法にもあった!

お寺と神社が違うことは
わかりましたね。
参拝方法にも
もちろん違いがあります。
お寺でも神社でも共通の
手水舎(ちょうずや・てみずや)の
作法から見ていきましょう。
まず右手に柄杓を持ち水を汲み、
左手を洗清めます。
柄杓を左手に持ち替えて、
右手を清めます。
再び右手で柄杓を持ち、
左手に水をためて
それで口をすすぎます。
その後左手を清め、
最後に柄杓の柄を洗って終わりです。
柄を洗うのは、
柄杓を傾けて
水をしたたらせるかたちです。
この一連の動作を
一回水を汲んだだけで
終わりにするので、
一度に水を使いすぎないよう
注意ですよ。
お寺の場合
山門の前で
まず1度お辞儀をします。
女性は右足から、
男性は左足から入りますが
このとき注意して欲しいのですが、
敷居は踏まないようにします。
またいで通りますよ。
お線香がある場合は献香をします。
お賽銭箱の前で1度お辞儀をし、
お賽銭を入れます。
合掌し、祈ります。
が、ここで注意してほしいことは
拍手を打たないということです。
神社では拍手を打ちますが、
お寺ではNGなんです。
その後、一礼をします。
神社の場合
まず、鳥居の前でお辞儀をします。
鳥居と参道の真ん中は
神様が通る場所なので
歩かないようにしつつ、
神前まで行きましょう。
お賽銭箱のところで1回お辞儀をし、
お賽銭を入れたら鈴を鳴らします。
その後、2回お辞儀して
2回拍手を打ちます。
最後にもう1回お辞儀、
という流れです。
まとめ

短い期間でお寺と神社、
どっちも行くことがあると
作法がわからなくなりますよね。
あれ、どうだったっけ?
ともやもやしつつ
参拝を済ませてしまったり。
でもせっかくならそんな気持ちでなく
静かな気持ちで参拝したいもの。
筆者も正直にいいますと
作法がうやむやだったので
今後はきっちり
マナーを守りたいと思います!
お参りさせていただく、
という気持ちを忘れずに
礼儀ただしくありたいものです。