回らない寿司屋に
行ったことありますか?
なかなか敷居がたかくて、
近寄りがたい所ですよね。
でも、そんな寿司屋に行く日は
突然やってきます。
仕事関係の人と行ったり、
デートで行ったりと
様々な場面がありますよね。
寿司屋には
マナーなどがあると
聞いてはいるけれども
詳しいところは分からない人も
多いのではないでしょうか。
今回は、
寿司屋に行く前に知っておきたい、
注文の順番などのマナーを
お話していきます。
どうして淡白なものを一番最初に注文するのがいい?その次は?
実は、寿司屋での注文の仕方は
厳密にはありません。
好きなものを
好きなように食べてくれればいいと
すし職人さんは思っているそうです。
でも、寿司には
暗黙の了解のような
注文の順番があります。
この注文の仕方をすると
この人知ってるな、
粋だなと思われるそうです。
それが、
さっぱりとした淡白なネタ→
味の濃いネタ→脂身の多い濃厚なネタ→
穴子などの甘いネタ→軍艦
といった順番です。
どうして淡白なネタから
注文するのがいいのか?
と思いませんか。
じつは味の濃いネタから食べて、
後から淡白なネタを食べると
物足りなく感じてしまうためです。
これではせっかくの良いネタも
台なしですよね。
この順番は、
そのお寿司を
美味しく食べてもらうための順番です。
お任せでと言って頼むと
この順番で出してもらえることが
多いようです。
自分で好きなものを頼む時には、
イカや白身魚から食べて、
しめサバなどのあっさりした物、
赤身などの少し濃いめの物、
トロなどの脂がよく乗っている物、
玉子や穴子などの甘い物、
軍艦巻きと言った順番で
食べてみてくださいね。
注文の順番以前に押さえておきたい!寿司屋のマナーをチェック
せっかく注文の
粋な順番を覚えたとしても、
そもそものマナーがなっていないと
恥をかいてしまいます。
次は、寿司屋では守りたい
マナーのお話です。
まずは服装です。
寿司屋というのは、
お客さんとすし職人で
空間を作り上げています。
せっかく良い雰囲気でも、
自分がTシャツ、
短パンなどの恰好で行ってしまったら、
台無しにしてしまいます。
あまりラフな格好では
行かない方が良いです。
意外な所ですが、
腕時計をしたままの食事は嫌われます。
カウンターなどは
傷つきやすい木材を使われていることが
多いためです。
腕時計は外して
置いておいた方がよいでしょう。
寿司屋では、
見た目と味と一緒に
匂いも味わうところになります。
なので、
タバコはもちろんNGですが、
香水や濃い化粧の匂いもNGです。
続いて食べ方についてです。
手で食べた方がいいのか?
と言われると、
手でも箸でもどちらでも良いです。
ただ、醤油やワサビのつけ方の
マナーがあります。
醤油もワサビも
ネタにつけるのがマナーです。
シャリにつけてしまうと、
握りが分解してしまったり、
醤油をつけすぎたりしてしまって
職人さんは残念に思うそうです。
なので、醤油を小皿に入れる時も
最小限にとどめておいた方が
よいそうです。
軍艦巻きになると
醤油がつけづらいですよね。
軍艦巻きと一緒に
ガリがついてくるので、
ガリに醤油をつけてネタにつけて
食べてくださいね。
もうひとつ、
職人さんに嫌われてしまうものが
あります。
寿司屋でよく聞く
「あがり」や「おあいそ」など
お寿司屋さんの独特な言葉を
符牒(ふちょう)と言います。
こういった符牒は
お客さんの立場から言うような言葉では
ないものもあります。
なので、寿司屋に来たからと言って
そういった言葉を使わずに、
いつも通りで注文してくださいね。
まとめ
今回は、
回らない寿司屋での
注文の仕方からマナーまで
お話しいたしました。
初めて行くと
緊張するかもしれませんが、
職人さんは美味しく食べてほしいと
思っています。
緊張しすぎて
味が分からないのは
もったいないですよね。
いつもどおりにリラックスして
美味しいお寿司を
食べてきてくださいね。