日本の伝統芸能って聞くと、
まず歌舞伎を思い浮かべる人が多いんじゃないでしょうか。
でも、伝統芸能って本当に色々な種類があるんですよ。
ただ、それを説明できる日本人は、
そんなに多くありません。
そこで今回は、日本人でもよく知られていない、
伝統芸能には一体どんな種類が存在するのか
を紹介します。
日本の伝統芸能は歌舞伎を筆頭に様々あります。
伝統芸能って、どんな種類があるの?
と尋ねられたら、あなたは答えることが出来ますか?
伝統芸能って歌舞伎のような演劇だけでなく、
本当に様々な種類があるんですよ。
では、伝統芸能の中でも、
特に有名とされる演劇の種類を紹介します。
歌舞伎は、日本固有の演劇です。
隈取(くまどり)と呼ばれる化粧をして、
三味線などでの演奏と共に、舞を披露したり、
アクロバティックな殺陣(たて)を繰り広げたりする芝居のこと。
仕掛けも衣装も大がかりで、ワイヤーアクションや、
一瞬で他の役者と入れ替わる早替わりなど、
とにかく見ている人を飽きさせない、
エンターテインメント性の高い演劇なんです。
最近では、新しい文化を取り入れて、アニメとコラボしたり、
海外公演もしているため、国内外問わず注目されつつありますよ。
能も演劇の一つですが、大きな特徴として、
舞踊と、謡(うたい)という声楽、
そして囃子(はやし)という和楽器による音楽が中心です。
どちらかというと、オペラに近いものがありますね。
能楽師(のうがくし)と呼ばれる役者は、基本的に
能面というお面をかぶっていて、素顔は見えません。
基本的に能舞台(のうぶたい)という舞台で上演され、
大がかりなセットは使いません。
セリフも古い言葉なので、初心者にはかなり難しくなっています。
また、演目は神話や歴史をテーマにした悲劇が多め。
起源は能と同じですが、狂言の演目は喜劇が多め。
狂言師(きょうげんし)と呼ばれる役者は、
素顔で演じることもありますが、
演目や役によってはお面をかぶります。
セリフが中心となっていて、
言葉と仕草で表現するのが特徴。
古い言い回しのセリフですが、
能に比べて割と分かりやすくなっているので、
内容も把握しやすいです。
日本特有の踊りで、
芸者や京都の舞妓さんが舞うことでも知られています。
歌舞伎の演目の中で舞われるのも、この日本舞踊。
役者だけでなく、一般人でも習い事として、
舞踊を学ぶことが出来ます。
基本的に歌舞伎や能、狂言は、役者は全員男性だけですが、
日本舞踊は女性でもプロになれるんです。
特に有名な伝統芸能は歌舞伎や能、狂言、
日本舞踊などですが、この他にも、
雅楽や落語、浄瑠璃(じょうるり)など、
伝統芸能は本当に色んな種類があります。
もっと詳しく知りたいと思ったら、
ぜひ調べてみてくださいね。
日本の伝統芸能は、海外の人にはどう見られている?
伝統芸能って、今の若い人たちには難しくて取っつきにくいのですが、
海外の人からはどう思われているんでしょうか?
実は伝統芸能の中でも、歌舞伎が外国人から人気が高いです。
歌舞伎が海外でも公演をしている、というのもありますが、
派手できらびやかな衣装とアクションなど、
他の伝統芸能にはないエンターテインメント性に魅了される人が多い様子。
最近では、歌舞伎の会場で、日本語が分からない外国人のために、
内容の字幕が映る専用モニターを設置している所もあるので、
そういったサービス面でも、海外からの人気を集めているんです。
まとめ
有名な伝統芸能としては、歌舞伎、能、
狂言、日本舞踊など。
でも伝統芸能は種類が豊富なので、
ぜひ色々調べてみてください。
種類によっては、体験教室もあったりするので、興味があったら、
実際に伝統芸能と触れてみると良いかも知れませんよ。