更年期になると、
女性ホルモンの分泌が減少するため
さまざまな症状が出てきます。
今回は、
そんな更年期の睡眠障害で
お悩みの方のために、
どうすれば安眠を得られるかについて
調べてみます。
睡眠障害に悩めるあなたに、対策と安眠グッズをご紹介!
日本人女性の更年期に多い症状を
ランキングで見てみると、
1位が「肩凝り」で約50%、
2位が「疲れやすい」で40%ちょっと、
3位「頭痛」、4位「のぼせ」、
5位「腰痛」、6位「汗をかく」、
7位「不眠」となっています。
体調の変化や精神的不安なども
原因のひとつですが、
肩や腰の凝りも
不眠の原因のひとつです。
肩や腰が凝って
筋肉が緊張している状態では、
交感神経が副交感神経より
優位に働きリラックスできず、
熟睡できなかったり
夜中に目が覚めたりしてしまいます。
まずは肩の凝りをほぐすために
ストレッチをしたり、
ゆっくりお風呂に浸かって
筋肉をほぐしてあげてみてください。
体だけでなく心をほぐす目的でも、
アロマなどを使って
香りによるセラピーも
取り入れてみると
なおいいでしょう。
それでも眠れない場合は、
体を温めて
頭を冷やしてみてください。
「頭寒足熱」と昔から言われ、
実際、よく熟睡できている時は
脳の温度が下がり、
体の温度は上がっている状態に
なっています。
そんな時に便利なのが、
アイスノンや冷却シート。
無理のない範囲で
冷やすことができるので、
一度試してみてください。
そして体の温めですが、
こちらは時期にもよりますが
体全体を温めると暑くて汗をかき、
逆に体が冷えてしまいます。
そんな時は、
体全体ではなく、
足を中心に温めてみましょう。
足を温めるのに効果的なのが、
寝る前に足指や
足首を動かす方法です。
現代人は普段、
足首や足指を動かすことって
よく考えてみると少ないですよね。
寝る前に足首を回したり
指をグーパーしたりすると、
足先が温まり、
気づけば全身ほかほかしてくるのが
分かると思います。
それでも足が冷たいという
ひどい冷え症な方に便利なのが、
レッグウォーマーやもこもこ靴下。
かかとケアや
むくみケア効果などあるものだと
一石二鳥の効果が得られるので
おすすめです。
更年期の症状については
こちらのサイトを参考にしました。
https://ko-nenkilab.jp/menopause/about05.html
ストレスが原因だった?睡眠障害の主な原因と対策は?

睡眠障害の対策と
安眠グッズについて
ご紹介しましたが、
そもそもどうして更年期に
睡眠障害で悩む人が
増えるのでしょうか。
最初に述べたように、
更年期になると
女性ホルモンの分泌が減少し、
さまざまな症状が出てきます。
今までに経験したことのないような
急激な体調の変化が現れます。
それによって
不安やストレスがたまり、
入眠障害や
睡眠中の眠りが浅かったり、
途中で目が覚めたりといった
睡眠障害につながってしまいます。
また、その不安やストレスは
日常生活でも人付き合いや
仕事などに影響を与えます。
思い通りに物事がいかず
イライラが募り、
それがまた睡眠を妨げる
原因のひとつとなります。
そうやって眠れない日々が続くと、
眠れないことがまたストレスとなり、
負の連鎖となってしまいます。
では、
どうやったら不眠のループを
断ち切れるのでしょうか。
まずは、
ストレスをためないことです。
更年期のため心身共に
体調がよくないことを
身近な人にはしっかり伝え、
コミュニケーションを図って
協力してもらい、
一緒に乗り越えましょう。
趣味や気晴らしを見つけたり、
たまには旅行や
買い物に出かけるなど
気分転換をしてみましょう。
また、それでも難しければ
専門家に相談しましょう。
体の不調であれば医療機関、
できれば更年期の
専門があるところを受診し、
精神的な面であれば
精神科や心療内科、
セラピーなどを受けてみましょう。
睡眠だけに限るのであれば、
睡眠外来のある病院を受診しましょう。
場合によっては、
睡眠薬に頼ることも
悪いことではないと思いますので、
専門医師に相談してみてください。
更年期の症状は
その人その人によりますので、
まずは自分の症状を
一度すべて書き出して
整理してみてください。
それだけでも
少し気持ちも整理できて
多少落ち着くかもしれません。
更年期の睡眠障害の主な症状とは?

月経異常やのぼせ・ほてり、
動悸・息切れや食欲不振、
頭痛、体のだるさ、
疲れが取れない、イライラするなど
全身の心身におよび、
症状は人それぞれです。
ただ人によって違って、
あからさまに「更年期です」
と言わんばかりに
イライラしている人もいれば、
実は体調不良など
色々問題は抱えながらも、
傍から見たら
安定して変わらずな人も。
出産といい更年期といい、
なんで女性ばかりが
辛い思いをしないといけないのか、
と思いたくなります。
男性は男性で
色んな悩みもあるんでしょうけどね。
ただでさえ体調が悪くて
心も穏やかではないのに、
十分な睡眠をとって
心も体も休めることさえ
できないなんて
たまったものではありませんね。
まとめ
誰でも通る道ですが、
決して「ただの更年期」
とあなどってはいけません。
中には別の病気が隠れている場合も
あります。
そして、一人で抱え込まずに
家族や友人、
時には専門家に相談し、
みんなで支えあいながら
なんとかこの辛い時期を
乗り越えましょう。
しっかり日々の疲れを癒して
毎日を健やかに楽しく過ごせるよう、
更年期を克服して
心地のよい眠りを
取り戻しましょう。