春分の日って実は、
太陽が昇ってくる方角が、
いつもと違うんですよ。
基本的に、
日の出って東から昇ってきますよね。
でも春分の日をはじめ、
太陽が昇る方角が違う日というのが、
季節ごとに存在するんです。
今回は、春分の日は
なぜ日の出の方角が違うのか、
その理由や実際に太陽が昇る方角を
紹介します。
昼と夜の長さがほぼ等しいと言われる、春分の日の出の方角
春分の日とは、
3月にある祝日のことですね。
毎年3月20日か3月21日の
どれかが春分の日に選ばれます。
この日は、昼と夜の長さが
ほぼ等しくなるとされているんですよ。
だいたい、夏になると昼が長くなり、
冬になると夜が長いですよね。
ところが春分の日になると、
ほぼ昼と夜が同じ長さになるんですよ。
ただし、
厳密に言えば春分の日は、
昼間の方が
十数分だけ長いとされています。
なぜ春分の日は
昼と夜の長さが等しいかというと、
太陽がいつもと違う方角から
昇って沈むからなんです。
いつもと違う方角といっても、
南や北から太陽が昇ってくるわけでは
ありませんよ。
実は春分の日って、
日の出が真東から昇り、
真西に沈んでいくんです。
太陽って毎日、
真東から昇ってくるんじゃないの?
という疑問が浮かんできませんか?
太陽というのは、
季節によってちょっとずつ、
昇って沈む方角が
変わってくるんですよ。
太陽はいつでも真東から昇ってるわけじゃない?季節ごとの日の出
太陽が真東から昇り、
真西に沈んでいくのは
春分の日と秋分の日だけ。
実は太陽って、真東から毎日昇って、
真西に沈むわけじゃあないんですよ。
確かに、大まかに東から出て西に沈む、
ということ自体は変わりませんが、
季節によって、
方角がちょっとずつ
ズレていくんです。
そのため、夏場は日が長くなったり、
冬場になると、
日が短くなったりするんですね。
その日が短くなったり、
長くなったりするのが、
季節ごとにはっきりと分かりやすいのが、
春分、夏至、秋分、冬至です。
昼の時間が最も長いとされる夏至は、
太陽は真東から
ちょっと北にズレた方角から昇り、
真西から北にズレた方角に
沈んでいきます。
そして、秋分の日は、
春分の日と同じく、
太陽は真東から昇り、
真西に沈みます。
そのため、
秋分の日も昼と夜の長さが
ほとんど同じなんですよ。
冬至になると、
太陽は真東から
少し南にズレた方角から昇り、
真西から南に少しずれた方角に
沈んでいきます。
夏至と正反対ですね。
つまり、
冬至は昼の時間が最も短い、
ということです。
季節ごとに、
太陽が昇って沈む方角が
変わっていくため、
昼と夜の長さも
変わっていくんですね。
つまり春分と秋分の日は、
丁度季節の中間、
ということになります。
ぜひ春分や秋分の日になったら、
太陽が昇る方角や、
明るい時間帯、
暗くなる時間帯を
ちょっと気にしてみてください。
まとめ
春分の日は、
太陽が真東から昇って、
真西に沈んでいくため、
昼と夜の長さがほぼ一緒になるんです。
同じように秋分の日も、
日の出が真東で
日の入りが真西であるため、
昼と夜が同じ長さですよ。
夏至は東からちょっと北寄りから昇り、
西からちょっと北寄りに沈みます。
冬至は夏至の反対で、
太陽は南寄りの東から昇って、
南寄りの西に沈んでいくんです。
つまり、
日の出の方角が変わるにつれて、
昼と夜の長さも変化していくんですね。
そして丁度中間に当たり、
昼と夜の長さが同じになるのが、
春分の日の秋分の日の2回だけ、
ということです。