こたつって温かいですよね。
少し寒くなってくると、
とても恋しくなってきます。
こたつに入っていると、
布団やベッドに寝かせている赤ちゃんも
入れてあげたくなります。
でも、待ってください!
過去には
赤ちゃんがこたつで寝かされていて死亡
してしまったという事故も
起こっています。
でも、かわいそうだから、
足だけでも…というママの為に、
赤ちゃんがこたつに入った時に起こりうる
恐ろしいことについて
お話していきます。
こんなに危険!脱水や低温やけど…赤ちゃんをこたつに入れないほうがいいワケ
寒くなってくると、
赤ちゃんが寒くないか心配で、
温かくしてあげようと思うママは
多いですよね。
でも、赤ちゃんがこたつの中に入ると
脱水になりやすかったり、
低温やけどをしてしまったりと
危険も多いです。
大人は大丈夫なのに、どうして?
と思うママのために、
赤ちゃんの身体に起こることを
お話していきます。
まずは、脱水です。
赤ちゃんは、
基礎体温が37℃と大人より代謝がよく、
大人の倍以上、汗をかく
と言われています。
さらに、水分量を調節するための
内臓も未発達の為、汗をかくと、
どんどん水分が奪われていきます。
大人だと、水分が奪われると、
「喉が渇いた」
と自分で水分を取ったり、
言葉で伝えたりもできます。
赤ちゃんの場合、
泣いて訴える間もなく
脱水になってしまいます。
次に低温やけどです。
赤ちゃんはプ二プ二していて、
一見皮下脂肪が多いように見えますが、
大人よりも皮下脂肪は薄いです。
さらに、皮膚も弱く、
暑さや痛さを感じるセンサーも
未発達です。
皮膚が未発達のために
皮膚の奥に温度が伝わりやすく、
低温やけどをしてしまいます。
赤ちゃんは
50℃で2~3分で低温やけど
になると言われています。
こたつの中は
70℃近くにもなりますので…
考えただけで恐ろしいですよね。
ちなみに厚生労働省が
子供の保育現場の推奨温度を
出しています。
冬であれば20℃~23℃です。
大人が肌寒いと思うぐらいの
温度ですよね。
あまり温めすぎも、
かわいい赤ちゃんには毒なので、
上記の温度も参考にしてみてください。
足だけでもだめ!赤ちゃんはまだ体温を上手に調節できない
赤ちゃんの手足って
とっても冷たいので、
心配して足だけでも…
と思いますよね。
実は、
赤ちゃんの手足が冷たいのには、
きちんとした理由があります!
赤ちゃんは
体温調節が上手くできません。
そのため、
生命を維持するために
必要な内臓を守るために、
熱を体の中心に集めています。
そうやって調節しているのに
足を温めてしまうと、
足の方にも熱が逃げてしまい、
体の中心の熱が維持できなくなり、
冷えてしまいます。
手足を温めることにより、
風邪をひいてしまったりする
原因にもなります。
手足が冷たくなっていても、
おなかや背中の様子を見てあげて、
温かければ赤ちゃんは快適です。
体温調節の機能自体は
3か月でほぼ完成しますが、
まだ、神経がうまくつながっていません。
そして、
上手く神経をつなげるためには
寒い・暑いを経験させてあげる
必要があります。
神経がつながるのが
3歳ぐらいと言われています。
それまでは、
手足が冷たくても見守ってあげて、
背中の様子を
しっかり見てあげてくださいね。
まとめ
今回は赤ちゃんを
こたつに入れると起こる
恐ろしいことについて
お話ししました。
足だけでもちょっと怖いと
思ってしまいました。
こたつは大きくなってから
入れてあげたいと思います。
ヒーターやエアコンを上手く使って、
赤ちゃんの心地いい空間を
作ってあげてくださいね。