結婚式

新郎父の挨拶を例文つきで解説!私が実際に言ったエピソードとは。

だれしも多くの人の前で、

スピーチになるととても緊張しますよね!

 

私は60歳になりますが、サラリーマン時代は、

上司の代わりにスピーチを頼まれる事が多く

上司を恨んでいました。

 

最初は、「え~・・・」

を多く言っていました。

周りが不快でも出てしまうものは仕方ありません。

カッコ良くキメたいけれど、なかなかできないのが世の常。

 

でも、カッコがつく

人に喜んでもらえるスピーチとは

どんなものなのでしょうか?

 

私が実際に息子の結婚式で

話した実例やエピソードも交えながら、

お話していきます。

 

 

新郎父挨拶は両家の代表!
笑いも入れつつ、
最初と締めはしっかりと!!

 

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日本人は、どうしても

礼に始まり礼に終わる民族です。

 

どうしてもここは、

きちんとしなければいけないと

紹介される前までは覚えていたスピーチ内容・・。

 

でも、頭の中が真っ白になるほど

忘れてしまう結末になることありますよね。

 

どうすればいいのでしょうか?

 

一番は、スピーチ文書を考えること。

当たり前ですが。

 

スピーチ文章の基本的構成ですが、

  1. つかみ
  2. 息子との思い出
  3. 彼らの結婚に対する想い
  4. 自分の結婚観(理念)
  5. 締め

 

とすると、考えやすいです。

 

では、ここからはスピーチ原稿の

一部ずつを参考に見ていきましょう。

 

 

例:つかみ

 

「私も花嫁の父を○○年行ってきました。

今回は、生まれて初めてのスピーチです。

 

昨日から心臓がドキドキしたり、

いまでも倒れるぐらいふらふらです。

 

やはり歳には、勝てません。

 

・・・認知症ではありません。(←笑いを取るのも忘れず!)

 

心配しないでください。

 

ですが、正直・・・

娘(息子)には悪いのですが、

早く終わればと思っています・・・・・」

 

どうでしょう?

つかみはOKではないですか?

 

あなたのキャラにもよりますが、

堅い人がやればやるほど笑いを入れることによる

面白みは出ますよ。

 

堅苦しい挨拶は抜きで

このようにお話しいたしませんか?

 

 

例:息子との思い出

 

「息子はいつもこの○○○商店の前で、

お菓子が欲しくてジーと見ていました」

 

式場によってはスピーチ中に写真が出せます。

 

息子の幼少期の写真がワイドスクリーンに、

映し出され、

 

たとえばその写真の目つきが

悪かったり表情が面白かったとしたら

 

アップにすれば、会場はわきますよね。

 

あらかじめ式場のプランナーさんと打ち合わせしておけば

こんなこともできますのでやってみてください。

 

できなければ、

情景をもっと詳しく説明すればOKです。

 

例:続き

 

「本当は、かわいい息子です。

好きなお菓子を好きなだけ食べさせたいのですが

 

私にも怖い物がございまして・・・(←笑いを挟む!)

 

下手に息子に食べさせると

家から追い出されますからね。

 

息子には小遣いの範囲内で買えと

教えてましたから、

手は出せません。

 

ま、でも、そこで駄々をこねることもなく、

ただこの顔(写真)でジーと見てるだけなのは

 

すごい忍耐強さだと感心したものです。

 

・・・ここは私に似ませんでしたね。(←笑いを挟む!)」

 

このように、

父としての思い、家族としての

その時のエピソードを紹介してみてはどうですか!

 

息子を馬鹿にするのではいけません。

父として、どう思っていたのかを、

笑いを交えて話してはどうかと思います。

 

笑いのエピソードの次は、

感動エピソードが良いです。

 

「そんな我慢強い息子ですが、

5歳のとき、

家族で1500m級の山登りに出かけたことがありました。

 

5歳ですから、

相当しんどかった様子でした。

 

しかし、弱音を吐かず、立ち止まりながらも

一歩ずつ上っていった姿が目に焼きついています。

 

大人でも息の切れる山を、

頂上に着くまで、どうにかして自分でがんばろうとする

5歳児は、なかなかいません。

 

こいつは、本当に根性があるなと、

そのときから思いました。

 

普段は照れくさいのでホメないが、

今日は祝いの席なので・・・

特別に褒めます。(←笑いを挟む!)

 

かなり粘り強く、

目標に向かっていくタイプの君を、

誇りに思っています。

 

それは幼いころからでした。

 

一度約束したことは決して曲げずに

ひたすら進むタイプ。

 

ただ、結構しつこいところがあるので、

新婦さんへのアプローチもそうだったのでは?と

親としては心配になるところもあります。(←笑いを挟む!)

 

幸せな家庭を築く、という「目標」があるから大丈夫だよな?

間違いなく幸せな家庭を築くまで進み続けるんだろう。

 

だから○○(新婦)さん、

そこは安心してください。

こいつは理想のためには、進み続ける男です。

 

・・・」

 

 

ポイントとしては、

幼少期のエピソードを入れて、

そこが現在とどうつながっているのかを

話してやるのが良いです。

 

結婚式の日くらいは、

思いっきり褒めてやりましょう。

 

それが、花嫁さんへの祝福にもなります。

 

照れくさいなんてこの日ばかりは言わないで、

言ってやりましょう。

 

その後は、

 

彼らの結婚に対する想いを、

自分の結婚観(理念)と共に話しましょう。

 

どんな気持ちで息子を育ててきたのか、

自分たちはこうだったから、

二人にはどうなってほしいのか・・。

 

正直なところを話しましょう。

恥ずかしい、ではなく、

具体的な家庭でのエピソードを話しましょう。

 

例:自分の結婚観(理念)からの彼らの結婚への助言

 

「カミさんが、年になるまでずっと支えてくれたから、

自分は仕事ができた。

 

家のことをすべて引き受けてくれたから、

安心して仕事をすることができた。

家の守り神は母さんだ。

 

・・・時々、ツノが見えることもあるが・・・。

 

○○(新郎)は、○○(新婦)さんと

共働きでやっていくと聞いたので、

 

私たちと形は違えど、

それぞれが役割を果たすように、

幸せにやっていってほしい。

 

・・・」

 

必ず、自分の立場→想いの順で話すと、

相手にわかりやすく伝わりやすくなります。

 

 

 

そして、締めです。

 

「みなさん。

 

最後に、改めて息子への感謝を伝えます。

 

生まれてきてくれてありがとう!

 

これからもよろしく。

 

ありがとうございました。」

 

 

こういった感謝の気持ちを最後に入れれば、

スピーチ内容がそこそこでも、

終わりよければすべてよしとなります。

 

そんなにカッコよくありませんか?

いや、世間ではカッコつけることより、

正直なことのほうが、

カッコがついて見える瞬間は多くありますよ。

 

男としては複雑ですが、

少なくとも、うちのカミさんに言わせるとそうなんだそうです・・。

 

 

新郎父挨拶の中ほどは思い出のエピソードなどで感動を演出!!

 

つまり、感動は、体験談がすべて。

スピーチは、何がなくとも体験や想いのみで書くべきなのです。

一般論はいりません。

 

下手な話をすれば、息子から怒られる!

なんて考えないでください。

 

やはりスピーチには、

息子のエピソードに加えて自分の思いを

強く組み込んだら良いのです。

 

 

 

まとめ

 

選挙演説などやアメリカの大統領は、

スピーチなどよくあがらずにできるな!

と思いませんか?

 

よほど練習したか実践をふまなければ

あれだけのスピーチはできませんね。

 

話すと言っても聞いてくれる方が

納得しなければいけません。

 

緊張しますし、これが難しいのですが、

難しく考えずに、あなたの体験談と、想いだけを

したためてください。

 

そうすれば心に響く良いスピーチとなります!

 

行政の官房長官の形式張っている会見や

上司の決まりきった挨拶のようにならないように、

 

具体的な想いとエピソードだけを

入れていこうではありませんか!

 

小手先のテクニックなどは、

祝いの席には不要です。