赤い夜空を見たことはありますか?
夕焼けでもないのに、夜空が赤っぽくなる現象が極まれにあるんです。
夜空が赤いなんて、ちょっと不気味ですよね。
すごく不吉な感じもするし、
地震の兆候とも言われているんですよ。
でも本当に夜空が赤いと地震が起きるのか、
またなぜ赤くなるのか、気になりますよね。
今回は、赤い夜空に関する疑問を解消していきます。
一体なぜ?空が赤い時の原因とは
花火が打ち上がったわけでも、
火事が起きているわけでもないのに、
夜空が赤くなる現象って、
すごく不思議ですよね。
でも、たまに赤い夜空を
見かける人がいるんですよ。
通常なら暗いはずの夜空がなぜ赤くなるんでしょうか?
夜空が赤くなるのは、
大気中のチリなどが原因とされています。
大気に無数の細かいチリが混じり、
汚れた空気になっていると、
それにネオンが乱反射します。
すると、乱反射した光のうち、
赤色の波長が強いため、
それが雲に届き、
雲が赤く染まるという現象が起きるんです。
つまり実際には、
夜の空そのものが赤くなっているのではなく、
夜空にかかった雲に赤い光が当たったことで、
赤く染まったように見えるということですね。
そのため、基本的には夜の天気が曇っていないと、
この現象は現れません。
でも、原因が分かったとしても、
夜空が赤いと、なんだかちょっと不気味ですよね。
昔から、空や天候に異常があるのは、
天変地異の前触れ、
なんて言われていたくらいですし、
やっぱり不吉は感じを受ける人も多いんじゃないでしょうか?
夜に空が赤いのは実は地震の兆候?!

空が赤いのは地震の兆候という説があります。
実際に
宏観異常現象
(こうかんいじょうげんしょう)といって、
大きな地震が起きる前には、
何かしらの異常な現象が起きるとされているんです。
例えば、夜空が異常に明るいとか、地鳴りがする、
通信機器の電波が悪くなる、カラスの群れが移動したりなど。
でもこの宏観異常現象と
地震の因果関係は、
科学的な根拠は現段階では
まだ究明されておらず、
あくまで一種の説としてみると良いでしょう。
そのため、
夜空が赤くなった=不吉なことの前触れ、
というわけでは決してないんです。
また、月が赤いと地震が起きる、
とも言われていますが、
これも科学的根拠は一切ありません。
天候や空の現象って、
災害とはあまり関係がないんですね。
もし今度、赤くなっている夜空を見た時も、
大気が汚れているんだな、とか、
ネオンの光って強いんだな、と思っているようにしましょう。
そして、地震との関連は一切ないので、
心配しなくても大丈夫ですよ。
赤い月も、
ストロベリームーンとして鑑賞しておきましょう。
まとめ

夜空が赤くなるのは、
大気中のチリにネオンの光が乱反射して雲に届き、
まるで雲が赤く染まったように
見えるからなんです。
そして、心配されている
地震との因果関係も、
科学的な根拠は一切ありません。
原因を知ればなんてことないけれど、
やっぱり夜空が赤いのは、
不思議な光景ですよね。
でもなかなかお目にかかれない
珍しい夜空なので、
見つけたら逆にラッキーかも知れませんよ!