移動で疲れているはずなのに、
旅行先のホテルでなかなか眠れない。
こういうタイプの人は多いかもしれませんね。
実は、旅行で寝つきが悪くなったり、
眠りが浅かったりするのには、
ちゃんと科学的な根拠があるんですよ。
今回の記事では、慣れない環境でも快適な睡眠を
得るためのコツをお伝えしたいと思います。
旅行中に眠れないのはどうしてなのか?その原因は?
あなたは、
ファーストナイト・エフェクト(第一夜効果)
という言葉を知っていますか?
ファーストナイト・エフェクトとは、
普段の環境と違う場所でよく眠れない現象のこと。
ちなみに、慣れない環境であったとしても
二日目からはきちんと眠れる場合が多いため、
“第一夜”という言葉が使われているのです。
知らない場所で眠る時、
最初の夜は警戒心という本能が働いてしまい、
危険から身を守るために、
脳の半分が起きている状態になります。
つまり、ファーストナイト・エフェクトは
人間に備わっている動物的習性なのです。
羊を数える以外に旅行中に眠れない時の対処法とは?
しかし、危ない場所で
野宿しているわけではないですから、
旅館やホテルでそんな防衛本能は
必要ありませんよね。
旅行中もぐっすり眠って、
明日のために体を休ませましょう。
そのための対策をいくつかご紹介します。
■愛用の枕を持参する。
普段から使っている枕を旅行先に持っていき、
寝る時に使うのです。
抱き枕やぬいぐるみなども
同様の効果が得られるでしょう。
サイズが大きいと
持ち運びが少し大変ですが、
この方法で知らない場所でも
寝られるようになった
という人が意外と多いので、
ぜひ試してみて下さい。
ちなみに、うちの夫は出張でも持って行きます。
スーツケースはいつも大きめのものです・・・。
男一人、1泊や2泊の出張に大荷物になりますが、
良く眠れることは大切ですから、
自分なりの方法を持っている人でよかった、
と妻としては思っています。
■睡眠前の儀式を行う。
儀式といっても、
別に堅苦しいことは何もありません。
ストレッチとか瞑想とか読書とか、
あなたがいつも寝る前にしている行動を
旅行先でも同じように行うだけ。
普段の行動を繰り返すだけで、人間の脳はリラックスできますから、
どんな場所でもぐっすりと眠れるようになるのです。
特に就寝前に決まったことを
何もしていない人は、
5分でも10分でもいいので、
自分の気持ちが落ち着くような
儀式を作っておくといいですね。
■アロマオイルを使う。
精油の中には、
ラベンダーやオレンジ・スイートなど、
安眠効果の高い種類もあります。
精油をそのままティッシュなどに
1、2滴たらして、
ベッドサイドや枕元に置くだけでOK!
心地よい香りが深い眠りをもたらしてくれるでしょう。
ただし、飛行機での移動だと、
精油を機内に持ち込めない可能性があります。
ご利用の航空会社によって異なるので、
必ず確認して下さいね。
また、精油を高温多湿の場所に置くと
品質劣化につながります。
車などに置きっ放しにしないよう注意しましょう。
まとめ
眠れないからといって、
よくお酒を飲んで無理やり
寝ようとする人がいます。
しかし、飲むタイミングによっては
逆に眠りを妨げてしまうので、
本当はあまりおすすめできません。
睡眠中にアルコールが代謝されるので、
体の機能が中途半端に覚醒し、
寝ても疲れがとれなかったり
何となくだるかったりするのです。
どうしても飲みたいなら、
眠る3時間前に飲んで下さい。
睡眠への影響が少なくなりますから。
快眠とはただ寝ることではなく
”心地よい眠り”
を意味しています。
起きたらパワーがみなぎっているような
睡眠のことです。
いつでもどこでも快眠体質になれるように
日々トレーニングしておきましょうね。