菌が付着したものや、
加熱が不十分なものを食べて発症してしまう食中毒。
腹痛と下痢だけじゃなく、原因菌によっては、
嘔吐や寒気、まめいなどの症状もあり、
感染するとすごくツラいので、
出来れば早く治したいですよね。
そこで気になるのが、早く治す方法。
では、実際に食中毒になったら、
早く治すために、どんな療法をすれば良いのか解説します。
食中毒って寒気や嘔吐・めまいや動悸が出ることがあるの?原因は?
食中毒にかかると、治るまでに下痢と腹痛、
そして嘔吐などの症状を伴います。
ただし、『サルモネラ菌』や『カンピロバクター』、
そして『赤痢(せきり)』などに感染した場合、
寒気や発熱、めまい、などの症状も現れるので、
最初は風邪だと勘違いしてしまう人も少なくありません。
ちなみに、『カンピロバクター』の場合は、
これらの症状に加えて、動悸が起きる場合もありますよ。
食中毒になってしまう原因の多くは、
魚介類や肉、卵などの加熱が不十分だったためや、
既に感染していた誰かからうつってしまったため。
また、菌が繁殖した食品を食べてしまった、
ということで、感染する場合もあります。
そこで、食中毒を予防するために、
以下の3つのことを守っていきましょう。
・菌を付けない
食べ物などに食中毒菌を付着させないこと。
料理や食事をする前、トイレに行った後、
外から帰宅した後などは、必ず手洗いをして、
食べ物に菌やウイルスを付けないようにしましょう。
・菌を増やさない
菌を繁殖させないようにすること。
生鮮食品やお惣菜などは、必ず低温保存をします。
夏場のお弁当なども、
保冷剤を入れて傷まないようにしましょう。
・菌を殺す
殺菌することですね。
肉類や、生食用ではない魚介類、
卵などは特に、中までしっかり加熱すること。
そうすれば、ほとんどのウイルスや菌が死滅しますよ。
また、包丁やまな板などの調理器具も、
よく洗い、熱湯をかけて消毒しておくと安心です。
食中毒から早く抜けるためにできる療養方法やポイントは?

もし食中毒になってしまったら、
まずはすぐに病院へ行くことです。
食中毒は悪化すると、後遺症が現れたり、
命に係わる危険性も出てきます。
そのため、まずは病院で診てもらうようにしましょう。
特に、嘔吐がひどかったり、便に血が混ざる、
息苦しいなどの症状があるのでしたら、
いち早く受診した方が良いです。
また、嘔吐や下痢をしている時は、
身体から毒素を排出しようとしているので、
絶対に下痢止めや吐き気止めなどを飲んではいけません。
逆にしっかり下痢や嘔吐をさせて、
体内の有害物質を外に出させた方が良いんですよ。
だたし、体の水分が少なくなってしまうので、
水分をこまめに補給して、横になって安静にしていましょう。
また、療養中は無理に食事を摂る必要はありません。
そして、症状が落ち着いてきたら、
消化に良いもの少しずつ食べて様子をみましょう。
水分を摂って安静にしていれば、
早くて2~3日で症状が治まりますよ。
まとめ

食中毒は、原因となる菌やウイルスによっては、
下痢、腹痛、嘔吐だけでなく、
発熱、さむけ、動悸、めまいを伴う場合があります。
予防していくには、
菌を付けない、増やさない、殺菌する、
という3つのルールを守ってください。
そして、食中毒を早く治すには、
まず病院へ行くこと。
療養中は下痢や嘔吐を薬で止めたりせずに、
水分を摂って安静にしていましょう。