子どもは大人よりも外で遊ぶ機会も多く、
暑い日は熱中症が心配ですよね。
しかも、子どもは大人よりも体内の水分の割合が多いため、
脱水症状になりやすいのです。
小さいお子さんの場合はまだまだ体温調節が未発達なため、
症状が長引く場合もあります。
見た目は良くなっているように見えても、
体力は消耗されていますので、
ある程度の期間は充分体を休ませてあげることが大切です。
ここでは、脱水症と熱中症についてご紹介します。
脱水症状が治るまでに、子どもに何をしてあげればいい?
軽度の熱中症の場合は応急処置として、
涼しい場所で体を休ませる、体を冷やす、水分補給
この3つをします。
身体を休ませる時は、足を頭よりも高くします。
身体を冷やす場所は、脇の下首の後ろの付け根、足の付け根などで、
15分程冷やします。
水分補給は経口補水液を飲ませましょう。
飲ませる場合は少しずつ数回に分けて飲ませます。
処置後は医療機関を受診しましょう。
受診後、一時的に回復したとしても、
体の中では脱水症状が起きていますので、
数日はこまめに水分補給をし、しっかり体を休ませてあげます。
見た目が元気そうだからと、外出したり遊ばせたりすると
ぶり返す可能性があります。
水分は必ず経口補水液もしくはお出汁、スープなど
塩分、ミネラルが含まれた飲み物を飲ませます。
真水やジュース、牛乳などは避けましょう。
高熱が続く場合は、体を冷やしてあげましょう。
大人であれば2~3日で回復しますが、
子どもは回復に時間がかかるため、
1週間ほどは安静にして、しっかり水分補給をしながら様子を見てください。
その間の食事は、なるべく消化のいいものを少量ずつ食べさせます。
最初は、ゼリー、プリンなどから始め、
食べられるようになってきたらビタミンが豊富な
食事を心がけてください。
熱中症の後遺症って一体何?どうすれば良い?
熱中症が重症化した場合は、
意識障害や、全身の痙攣などの後遺症が残る可能性があります。
軽度であれば、
頭痛や関節痛、耳鳴り、めまい、食欲不振
などが見られます。
これは、熱中症によって
体内の機能バランスや自律神経のバランスが崩れたり、
筋肉の細胞が破壊されることで起こります。
軽度の後遺症が見られる場合は、
1ヶ月ほどかけてしっかりと水分補給をして体を休ませると、
自然治癒力で次第に回復することがほとんどです。
ただし、症状が長引く場合は病院を受診しましょう!
まとめ
熱中症や脱水症は気づいたらすぐに処置をすることです。
重症化すると、後遺症が一生残る場合も。
まずは日頃から水分補給をこまめにして、
予防することが大切ですよ!