夏になると、心配なのが脱水症状ですよね。
私たち大人は自分で気をつけて水を飲んだり、塩分を取ったりしますが、
お子さんは遊びに夢中になっていたりすると、
水分を取ることを忘れてしまいがちです。
大人に比べて体温が高く、
代謝もいいので想像以上に汗をかきます。
そこで、お子さんの脱水症状のサインの見分け方や
対処法についてご紹介したいと思います。
こんな症状が出たら脱水症状かも!
脱水症状とは、
体内の水分と塩分が失われた状態のことをいいます。
これは、暑い日に限らず、
風邪や病気がきっかけで脱水症状になることがあるんです。
その場合、初期症状として下痢や嘔吐、発熱がみられます。
他に、普段の体重と比較して減っていないかどうか、
指の爪を5秒程度押してから爪の色が元に戻るまでに
2秒以上かかるどうか調べるという方法もあります。
因みに、2秒以上かかる場合は、
脱水症状になっている可能性が高いです。
この他に、
・手足が冷たく皮膚が乾燥している
・唇や口の中が乾いている
・泣いても涙が出ない
・ヨダレが極端に少ない
・尿の量が少なく色が濃い
これらも脱水症状のサインです!!
脱水が進んでしまって、
嘔吐や痙攣、ぐったりしているという症状が出たら
迷わず病院へ受診することをオススメします。
また、意識がない時は、すぐに救急車を呼んでください!!
子ども向けの脱水症状の対処法とは?
症状が出たら、すぐに水分補給をさせましょう!
ポイントは、一気に飲ませないで少しずつ飲ませること。
また、水分補給といっても、水だけでは危険なんです!
水よりも経口補水液が効果的。ポカリスエットなどがオススメです。
他に白湯や麦茶なども、
ノンカフェインで子供が飲みやすいものでも大丈夫です。
意識がある場合は、
数回に分けて、水分補給を行います。
嘔吐や下痢による脱水が酷い場合は、
胃を刺激しないように10分から15分おきに
少量の水分の補給をしてください。
意識がもうろうとしていたり、意識がない場合で、
嘔吐が続いていたり意識障害がある場合は、
無理に飲ませずに救急車や救急医療に問い合わせるのがベストです。
嘔吐が続いている時は、30分〜1時間は、
何も飲ませないで様子を見るようにしましょう。
落ち着いてきたら、白湯や麦茶、経口補水液などを少しずつ飲ませます。
さらに症状が落ち着いて水分が摂れるようになってきたら、
出汁の薄いスープ、味噌汁、野菜のスープ、
バナナ、トースト、おかゆといった、
刺激の少ない食べ物を食べても大丈夫でしょう。
発熱が続いている場合は、汗をかいて脱水症状を起こしやすくなります。
お子さんは、大人より体内の水分が蒸発しやすいため、
こまめに水分を摂るようにしてあげてください。
最初は、10分おきに少量ずつ水分補給を行うことが大切です。
他にも、室温や湿度、寝具などに気を遣って、
お子さんがゆっくり休める環境を作ってあげることも大切ですよ。
この記事のまとめ
脱水症状のサインの見分け方や対処法についてご紹介してきましたが、
いかがでしたか??
お子さんの体内を占める水分量は、
大人と比較すると多く脱水症状にもかかりやすいのです!!
そしてお子さんは、脱水症状になっていることに自分では気づきません。
お子さんの体調の回復の目安は、尿の量や笑顔で判断できますよ。
気温の高い日や、発熱・下痢・嘔吐などの症状がある時には、
特に唇の乾燥や脈、皮膚の様子などに注意して、
こまめに水分補給をさせるようにしてくださいね。