耳掃除をした際に耳垢がベタベタと湿っている人もいますし、
耳垢がカサカサしている人もいて、人それぞれですよね。
この違いって一体、原因は何なのか気になりませんか。
嫌なベタベタの耳垢を卒業して
カサカサの耳垢にしたいと思っているなら、
ぜひ読んでみてください。
耳垢が湿ってるけどワキガじゃない!湿っている原因は?体質は変えられる?
プールやお風呂に入ったら
耳に水が入って耳垢が湿っていることもあります。
しかし普段から湿っている人は、
耳の中に汗が出る汗腺の一種である、
「アポクリン腺」というものが原因なのです。
この汗腺が耳の中に多いと、
耳の中にも汗をかくので耳垢が湿ってしまうのです。
簡単に言えば、
アポクリン腺が多い人は耳垢がベタベタと湿っていて、
アポクリン腺が少なく汗をかきにくければ
耳垢がパサパサと乾燥していることになります。
アポクリン腺は個人差もありますが、
遺伝による影響が大きいのです。
日本の場合約16%の人が耳垢が湿っているようで、
逆に黒人や白人の約90%は耳垢が湿っていると言われています。
また、このアポクリン腺は年齢によって変化します。
成長期は活動量が多いので、
それに伴って汗の分泌も多くなります。
逆に高齢になると活動量も減り、
汗の分泌も減少傾向なので耳垢が乾きやすくなるようです。
耳垢が湿っている原因が分かったけど、
体質改善はできないのかと思った人がいるでしょう。
実は耳垢の湿っている人は、
一時的ではありますが改善する方法があるようです。
それは、耳掃除の頻度を減らしてみることです。
耳掃除の頻度が多いと、
耳かきで皮膚を刺激しすぎてしまいます。
すると汗腺も刺激を受けて汗が過剰に出ることで、
耳垢が湿ってしまうのです。
耳掃除で綿棒を使うと黄ばむ。適切な掃除の仕方とは?
耳掃除をしたときに耳垢が黄ばんでいることはありませんか。
その原因は、体調不良によるものかもしれません。
体内にウイルスや菌が侵入してくるとそれを追い出すために、
鼻水や咳などの症状が出ます。
それと同じように耳垢も体内からウイルスや菌を追い出すために、
通常の無色ではなく黄ばんだ耳垢になっていますので、
体調を改善することで治ることがあります。
次に、耳垢が湿っている人の耳掃除のポイントですが、
「耳かきで耳垢をかき出してから綿棒で仕上げる」です。
普通のスプーンみたいな形の耳かきでは無く、
ループ状のワイヤーが2段や3段に連なって
先端に付いているものがおすすめです。
見える範囲の耳垢を優しくかき出したあとに、
黒色の綿棒で優しく拭いてあげる程度で良いのです。
なぜ黒い綿棒が良いのかというと、
耳垢がどれだけ取れたのか分かりやすいので
必要以上に耳の中の皮膚を刺激せずに済むからです。
また、先端が細いものを使うことで
耳垢が奥に押し込まれることなく
キレイに耳掃除ができるのでおすすめです。
耳の中の仕組みとして、
耳垢は自然と奥から外側に排出されるようになっています。
誤った耳掃除をすると耳垢が奥に押し込まれて行き、
中耳炎になってしまいます。
耳掃除のしすぎによる外耳炎にもなってしまいますので、
耳垢の取りすぎや頻繁にする人は注意が必要です。
頻度としては短くて月に1回程度ですので、
耳掃除を毎日や週に1回する必要もありません。
まとめ
耳垢が湿っている人の原因は遺伝や汗腺が原因です。
しかし、耳掃除の頻度を減らすことで
一時的に耳垢の湿りを改善することもできます。
耳垢は自然と外側へ排出されますので、
頻繁に掃除をすることでかえって
耳の炎症を起こしてしまう恐れもありますので注意しましょう。
耳垢の状態に合った適切な耳掃除の方法で、
気になる耳垢をキレイにしてあげてください。