生活の知恵

古くなったガスボンベは爆発せず使える?正しい捨て方も解説!

ガスボンベを1本だけ買う事が少ないので、

どうしても使わず放置しているものが出てきますよね。

中途半端に使ったものなども含め、

過去に買ったガスボンベが数本出てきたときなど、

あなたはどうしていますか?

 

今回は、ガスボンベの使用期間や正しい処分の方法について

ご紹介しましょう。

 

古くなったガスボンベは、いつまで使えるの?

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ガスボンベは基本的には使用期限がありません

一般的に使用目安としては、

製造日から約7年以内といわれています。

 

缶の底にある数字が製造年月日を表しています。

2003年以前のモノは数字が5桁で、

左の1桁が西暦年、次は月日が2桁ずつです。

 

2004年から2012年のモノは数字が6桁になります。

左の2桁は西暦、次は月日が2桁ずつです。

 

2013年以降のモノは数字が8桁になります。

左の4桁が西暦、次は月日が2桁ずつです。

 

数字の読み方が分かればガスボンベの製造年月日を知る事が出来ます。

 

カスボンベの使用期限は中身のガスの寿命ではなく、

劣化しやすいゴムパッキンや保存容器の状態で決まります

 

ゴムパッキンは目では確認が出来ない部分であるため、

ガスボンベを振って液体が入っている音が聞こえることや

変なにおいや、音がしなければ問題なく使用できます。

 

ガスボンベから異臭がしなくても、

以下のものは危険なので使用しないようにしましょう。

 

 ・変形や歪みが生じているもの

 ・ガスボンベの先端部分がさびているもの

 ・缶全体がさびているもの

 ・1998年以前のもの

 

最後の項目の、1998年以前というのは

この年を境に改訂された日本工業規格により

メーカー間で互換性が確保されるようになったからです。

これよりも古いガスボンベは

ガス機器とメーカーが異なっていると安全に使うことができないので

注意しましょう。

 

 

間違うと危険!ガスボンベの正しい捨て方とは?

ガスボンベのガスを抜いてから捨てるのが一般的ですが、

処分の仕方を誤るととても危険です。

そこで、安全にガスボンベを処分する正しい手順があります。

 

まず、ガスが残っているかどうか確認をしましょう。

ガスが残っているからといって、

缶に直接穴を空けるのは危険ですので絶対にやめてください

引火性があるガスボンベのガスは、

火災や爆発事故などを起こす危険性があります。

 

ガスボンベ自体に変形や錆など問題なく使えそうな時は、

カセットコンロにセットして火がつかなくなるまで

しっかりと使い切りましょう

 

ボンベを振ったときに、中から音がしなければ

ガスボンベの中のガスが完全に抜けている状態です。

これが一番簡単で安全な方法です。

 

ガスボンベが変形などにより使用できない場合でも、

ガスを放出させなければいけません。

その際には周囲に引火しないよう気をつけましょう。

とくに屋内など密閉した場所や駐車場で行っては危険です。

 

ガスを噴出するときは、本体に穴を空けず口からです。

キャップを開けて口を地面の堅いところに押しつけます。

振っても液体の音がしないくらいまでガスをしっかりとぬきましょう。

ガスを噴出した周囲にはしばらくガスが漂っている場合がありますので、

すぐには火気を使わないようにしてくださいね。

 

空っぽになったガスボンベは自治体のルールに従って処分を行います。

 

 

まとめ

ガスボンベは一般的には

製造年月日から7年以内が消費期限とされています。

しかし、それ以上経過したものでも

ガスボンベに変形や錆などが無ければ使用しても大丈夫ですが、

1998年以前のものは、いくらガスボンベに問題が無くても

使用しないようにしてください。

 

少し前まではガスボンベの空気抜き用として、

缶に直接穴を空ける道具が売られていましたし

それが常識だと思っていました。

近年では、それには危険も伴うので考え方が改められ

ガスボンベの口からガスをぬくようになりました。

 

引火しやすいガスは、誤った使い方や処分の仕方をするととても危険なので

ぜひ知っておきたいですね。