カメムシは初夏から秋にかけて大量発生する性質があり、
住宅、雑草地、畑などに多く住みつきます。
特に、10月から11月は越冬地を探す時期となり
干している洗濯物についたり、網戸をうっかり閉め忘れたら
室内に入ってきたということがおこりやすくなります。
筆者も、夏場の繁殖時期に
アサガオにびっしりとついたカメムシ
を見かけて震えたことも・・・。
こんな時、どうやって取り除いたらよいのでしょうか。
退治の仕方、寄せ付けない方法をお話ししていきます。
カメムシの駆除方法のおすすめは?掃除機はNG!
カメムシの「くさいにおい」は胸部から分泌されます。
洗濯物についたカメムシを指でつまもうとすると、
ニオイを洗濯物につけてしまうことも・・・。
そこでおすすめの退治の仕方は、
空のペットボトルを使って捕まえることです。
カメムシをすばやく口の部分にかぶせるようにして閉じ込めます。
閉じ込めたら、
その中に台所洗剤と水を入れて退治します。
死んだのを確認したら、トイレに流すのだと手軽です。
その他には、ガムテープを使用して
粘着とともに中に閉じ込めてしまいます。
手で触ることなく、においも閉じ込めたまま
処理することができます。
これなら簡単にできますね。
どうして掃除機でカメムシを吸わないほうが良い?
カメムシが大量に洗濯物についていたら…
思わず掃除機を使いたくなりますよね。
でも、掃除機は使わないようにしましょう。
もしも掃除機でカメムシを吸ったら
どうなるのでしょうか。
まず吸い込み口に押されて、胸部が洗濯物の繊維に接触し、
においがついてしまいます。
さらに吸い込まれている間に
掃除機内部のいたるところにカメムシの胸部が接触し、
掃除機自体がくさくなってしまうのです。
しかもカメムシは大量なので、
ニオイが強烈になります…
掃除機の洗浄って、しっかりとはしにくいので、
踏んだり蹴ったりの状態になってしまいますね。
触りたくないからといって、
掃除機を使うのはやめましょうね。
カメムシを寄せつけない方法とは?
次にカメムシが近寄ってこないようにする方法を紹介します。
カメムシは
ハッカ油、ミント、オレンジオイル、グレープフルーツオイル
などのにおいが嫌いです。
なので、アロマポットを使って、
よく出現するベランダ近くの部屋で
香りを焚く方法、
自家製のカメムシ忌避スプレーを作る、
という方法があります。
カメムシ忌避スプレーの作り方ですが、
ハッカ油を使います。
ハッカ油を20滴くらい、
水200mlに落として、ベランダや網戸にスプレーします。
頻度は週に1度くらい。
その他グレープフルーツの皮なども使えます。
グレープフルーツの皮1個分を安い焼酎200mlと一緒にミキサーして、
スプレーにするのも良いです。
良い香りですよ。
また、ベランダにミントの鉢植えを置くのも効果があります。
庭があるなら、カメムシのエサであり住処でもある
雑草は生やさないほうが良いですね。
カメムシに刺された!踏んでしまった!かぶれたり、茶色い液がついたらどうする…?

カメムシに刺されたり、踏んだりしてしまったとき、
十分に水道水で洗い流してください。
ただし、こすらないことが大切です!
皮膚が傷ついてしまうと、かぶれや腫れの原因になります。
色素が強いので色が落ちないことがありますが、
しっかりと水洗いすれば有害な成分は落ちますので、
強くこすり過ぎないように、良く洗いましょう。
たいていは数時間してかゆみなどは落ち着きますが、
人によってはかぶれてしまったり痛みが続いたり、
腫れてしまうことがあります。
一日経っても治らない・・・なんてときは、
早く皮膚科へ行くことをおすすめします。
ちなみにムヒやキンカン、軟膏など
市販の虫刺され用の薬が使えますので、
刺されたあと洗い流してから、
塗って様子を見ても良いですね。
まとめ

カメムシは臭いにおいをつけないように、
基本的にはそっと扱うのが鉄板なので、
掃除機はNGです。
処理するのにはペットボトルや、ガムテープが使えますよ。
また、ハッカ油やグレープフルーツの皮をスプレーにしても効果的。
寄せ付けないため、雑草などは刈り込みましょう。
もし、踏んでしまったり刺されたときは
良く洗い流してください。
体液は色素が強いので、
色が残りやすいですが、
成分を洗い流すのが重要です。
対処法を知って、カメムシに悩むことなくすごしたいですね。