小学校の先生は地方公務員だから、
お給料の安定性や、休みの確保がきちんとできる職業、
だと思っていませんか?
実際のところはどうでしょうか。
これから教員を目指している学生は
参考にして下さい。
公務員だけど土日は休めるの?長期休暇はどうするの??
小学校の先生は地方公務員ですから、
基本的に市役所などと同じで
土日はお休みとなります。
ただ、新任の先生などは、
平日に自分の業務が終わらないと
土日どちらかに出勤しているようです。
それでは長期の休暇はどうでしょうか。
《 夏休み 》
小学校の先生には夏季休暇があります。
と言っても、お盆休みというものは特に無いので、
普段使っていない有給休暇を取得する先生が多いです。
勿論、出勤している先生もいますが、
学校によっては
「お盆中○~○は先生方はいません。」
となっている学校もあります。
夏休みだからと言って
子ども達と同じ休みでは無く、
勤務時間はかわりません。
ただ、授業がないので
2学期の準備・事務処理、家庭訪問・研修会、
出張に行ったりと様々な仕事を行います。
夏休みは、先生自身が考えて仕事が出来る期間のとなります。
その中には、
部活動・水泳指導・学校内での会議・登校日
などもありますので意外と忙しいですね。
それでも、実質的には土日合わせて
2週間~20日程度の夏休みは取れると言う事です。
《 冬休み 》
基本的には地方公務員なので、
12月29日~1月3日までは
年末年始の休みが取れます。
その他土日以外は勤務となり、
有給を使って休むという事になります。
夏休み同様に仕事はありますが、
冬休みに部活動をやる学校は少ないので、
その点は楽かもしれません。
本当にちゃんと休めるの?休日出勤しなきゃいけないって聞くけど・・・
規定の勤務時間は一般的に、
8時間45分(45分の休憩時間を含みます。)となっています。
しかしながら、
この規定時間に仕事が終わるかというと、
そうではないのが現実のようです。
授業の他に、次の授業、校内行事の準備などの
諸業務などがあります。
規定時間内に終わらなければ残業。
そして、残業しても終わらない場合は仕事を自宅に持ち帰り。
それでも終わらないとなると休日出勤となります。
公立の小学校の先生が
どんなに長時間残業をしても
残業手当というものは付きません。
その代わりになるものとして、
給料の4%分が一律上乗せして支給されています。
でも良く考えてみると、
残業をせずに規定通りに帰る先生でも
一律の支給は上乗せされているので
残業をしないに越した事はないですよね。
現実は、月50時間の残業もよくあること・・・
それだけ仕事が沢山あることになりますね。
いかに効率良く授業以外の仕事をこなすかで、
土日の休日があるか無いかの分かれ道となります。
❤ 最後に ❤
「先生方は夏休みがあるのに、
休みの間もお給料が貰えて羨ましい。」
なんて思っていましたが、
意外に激務ですね。
これから小学校教師を目指す方は、
公務員だから、給料の安定、などと
安易に思ってもらいたくないですね。
教師になる意味をもっと明確にして
就職を考えて欲しいです。