私は、企業から広告記事を集めてチラシを作製配布するという
ポスティング専門の会社で「業務請負」
という形態で働いていたことがあります。
その経験を踏まえて、どのくらい稼げるのかや
仕事のコツについてお話していきます。
ポスティングって実際どのくらい稼げる?配る時間は?
私の担当エリアは、
だいたい800軒から1000軒あり、
1週間のうち指定された3日間のあいだに
配布が終わればよいというものでした。
1日に約2時間も配れば終わるので、
そんなにつらくはなかったです。
収入は多い月で2万5千円くらい、
少ない月で1万2千円くらいはありました。
この会社は定額制ではなかったのです。
定額制のところもありますので、調べてみてください。
ポスティングでのコツは?
この仕事のコツは、
なるべく早く配布エリアの道や家を覚えて
どういう順序で配布したら無駄な移動時間を作らずに済むか
を調べることです。
これを研究するとしないでは配布にかかる時間が
かなり変わってきます。
この仕事で稼げるかどうかは、
「運」もかかわってきます。
なぜかというと、
広告主が多ければ仕事がありますが、
少なければ請け負える数が減るからです。
ですから、1社も広告依頼がなければ
仕事がない時もありました。
もちろん、定期情報誌などであれば
私のような不安定な収入にはならないと思います。
それは会社によって違うので、
すべて同じではないはずです。
さらにチラシにはそれ自体にお値段設定があって、
それによっても額が変わります。
軽い紙や、大きさが小さいと1枚の配布単価が安くなります。
重い紙でコーティングされていたり大きかったりすると、高くなります。
かさばったり、重くなるからです。
ですから、
配布単価の高いものがたくさん来れば
その月はもうかるのです。
あとは2エリア配布していた方などもいました。
収入は単純に2倍ですね。
配布するコツは、
配る前までに数種類のチラシをセットにしておくこと。
たとえば一軒の家に3種類のチラシを入れる場合は、
3枚めくればそのままポストへ入れられるというようにするのです。
これは3種類なら全部で3000枚のチラシをめくるので、
けっこう指がつかれたと記憶していますが、
配布効率が段違いです。
また
朝6時から9時までの間しか配布しない。
という工夫をしていました。
理由は、チラシ自体、配布されるのを
嫌がる方がとても多いのです。
情報誌や飲食店のチラシなどはよろこばれますが、
不動産関係は特に嫌がられて、
「ウチにはいれないで!」と注意されることも多いです。
こうなると会社に連絡し、
その時からその家には入れないようにするのです。
そこで、人に会わないですむように考えたのが
朝の6時から9時なのです。
難しくはないですが、
意外と気をつかわなくてはならないお仕事といえます。
ポスティングは徒歩でも大丈夫?
配布するエリアの地形や道路の特性によっては
自転車やバイクを使用できないこともあり、
徒歩のみになる地域が含まれることもあります。
ですが、基本的には自転車があったほうが良いです。
私は中継点まで自転車で行き、
駐輪して徒歩で配布していました。
中継点というのは、一時駐輪する場所なのですが、
自力で探すことになります。
バイクで配布もできますが、
燃料代や壊れた時の修理代を会社が支払ってくれるか
相談したほうがよいと思います。
ただ、徒歩でがんばるという方は、できなくはないと思います。
ポスティングは健康で、脚力のある方なら問題なくできますよ。
まとめ
駅前のマンションのポストでは
投入口からはみ出るほどのチラシがつめこまれ、
郵便物すら入れられなくなっているのを見たことがあります。
その時は、「はたしてこの仕事を続けてよいのか」
と思ったりもしましたが、
モラルを守りつつ働くのであれば、
ポスティングは立派な仕事です。
これからポスティングの仕事をしようと思っている
あなたのお役に立てたなら幸いです。